第21節の『BEST of TOUGH SHOT Weekly TOP5 presented by G-SHOCK』が発表された。選出された5つの得点シーンを振り返る。

第5位 クリント・チャップマン(SR渋谷vs新潟)
ロバート・サクレのチェックミスによりゴール下がガラ空きに。この瞬間をチャップマンも五十嵐圭も見逃さなかった。チャップマンの動きに応えて五十嵐がリングへパスを供給。豪快に合わせたダブルハンドのアリウープで、序盤の激しい打ち合いで新潟が主導権を握った。チャップマンはこの試合でリーグ記録を塗り替える1試合44得点をマークしている。

第4位 折茂武彦(北海道vs仙台)
ジョーダン・バチンスキーのスクリーンを使って決めたペリメーターシュート。得意の形からきっちりと得点を決め、普段はクールな折茂も思わず喜びを全身で表現した。佐藤文哉が粘り強く追いかけプレッシャーを与えるも、これがファウルとなり3点プレーで同点に追い付く。折茂はこれで5試合連続2桁得点。プレータイムを15分強に制限している中で、スコアラーとしての役割を見事に果たしている。

第3位 宇都直輝(富山vs川崎)
リングへアタックし、右へのターンのフェイクで長谷川技をかわして沈めたジャンプシュート。守備に定評のある長谷川を振り切るために激しくターンしながらも、フィニッシュの瞬間には空中で美しいシュート体勢を作り、きっちりと決めてみせた。自身8点連続となるジャンパーを決めて点差は3点に。宇都はこの試合でシーズンハイの24得点を挙げている。

第2位 ライアン・ロシター(栃木vsA東京)
第4クォーター残り8秒を切り、2点ビハインドの場面。古川孝敏がバランスを崩し外で待ち受ける田臥勇太にパスを送り、田臥はすかさずノーマークのロシターへとボールを託す。A東京としては「打たせた」場面だが、ロシターはその計算を上回った。パスを受けた時点で残り3秒、しっかりと狙って放った3ポイントシュートを沈めて劇的な逆転勝利を呼び込んだ。

第1位 ラモント・ハミルトン(名古屋vs琉球)
第4クォーター残り5秒、エンドライン沿いを破ったジェロウム・ティルマンにゴール下のシュートを決められ、土壇場で逆転された琉球。それでも残り5秒からの素早いリスタートで、3ポイントラインより2メートルほど手前、ティルマンが目の前にいたにもかかわらず、ハミルトンが勇気と責任感を持って放ったロングシュート。これが再逆転のブザービーターとなり琉球が勝利。この劇的な展開にアウェーながら観客は総立ちとなった。

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