朝山正悟

新しいチームスタイルの構築にチャレンジ

広島ドラゴンフライズは6月18日、今シーズンをもって引退した朝山正悟氏が、2024-25シーズンのヘッドコーチに就任することを発表した。

朝山氏は1981年生まれ、神奈川県出身の現在43歳。早稲田大を経て日立(現サンロッカーズ渋谷)に加入し、オーエスジー(現三遠ネオフェニックス)、アイシン(現シーホース三河)など複数のチームでプレーした後、2015-16シーズンより広島ドラゴンフライズに加入。『ミスタードラゴンフライズ』として広島県民とクラブに愛され、引退を公言して臨んだ今シーズンはB1初制覇というこの上ない有終の美を飾った。

岡崎修司GMは朝山氏のヘッドコーチ就任理由について「最大の理由はクラブの理念に共感し、同じ方向を向いて成長することができると確信した点にある」とコメント。カイル・ミリングヘッドコーチが作り上げた、強固なチームディフェンスとリバウンドに加え、流れるような早い攻撃で組織的に得点を伸ばすという新たなプレースタイルを目指すという。

朝山氏はヘッドコーチ就任に際し「これまでチームが大切にしてきたカルチャーを大事にし、この先も応援してくださる皆さんがずっとこのチームを好きでいて、誇りに思ってもらえるようなチームにしていきたいです」「どんな時も前を向きチャレンジし続け、このチームと共に成長していけるよう精進していきます!どうか、厳しく見守っていただけたらなと思います!」とメッセージを寄せている。

広島はヘッドコーチ以下のコーチングスタッフも一新。日立ハイテク元コーチの田方慎哉氏、シンタニクスMBC(ドイツ)元アシスタントコーチの池谷智明氏、ヴィアティン三重元通訳の坂本ジェイ氏、島根スサノオマジック元アシスタントコーチの山鹿誠弘氏をアシスタントコーチとして迎え入れることを同日発表している。