勝久マイケル

今シーズンは10勝50敗と低迷しB2降格

信州ブレイブウォリアーズは5月22日、勝久マイケル氏とのヘッドコーチ契約継続が基本合意に達したと発表した。勝久ヘッドコーチは選手編成の全権を担う「プレジデント・オブ・バスケットボール・オペレーションズ」も兼任する。

勝久氏は東京都出身の現在41歳。大阪エヴェッサで3シーズンにわたってプレーしたのちコーチングの道に進み、横浜ビー・コルセアーズ、島根スサノオマジックなどの指揮を経て2018-19シーズンより信州のヘッドコーチに就任。2019-20シーズンにはクラブ悲願のB1昇格を実現したが、今シーズンは10勝50敗と低迷し、B2降格が決定した。

勝久氏はクラブ公式サイトを通じ、「この1年間は本当に辛い1年間で、シーズンが終わってから、気持ちの整理に時間が必要でした」とシーズンを終えての心境を吐露した後、「チームへの想いが強い分、辛い時はより辛い想いになりますが、気持ちも少し落ち着き、このチームを引き続き作り上げられることを嬉しく思っています」と、継続に対する前向きな気持ちを綴っている。

また、今シーズンは思うような成績は挙げられたかったものの「信州の将来に向けて宝物のような選手」との出会いや、入場者数の増加など、今後への希望を感じさせる様々なトピックについても言及。「全体的にこのクラブは毎年大きく成長を続けていると思っています」と綴った後に、以下のように文章を締めくくった。

「指導者として一番に思っているのは選手の成長に対する責任です。信州にいる選手たちのためにも、もう一度我々が作ろうとしてきたカルチャーを構築し、日本一に向かって『日々成長』という高い目標を持って毎日チームをプッシュし続けながらも、選手が、そして応援してくださっている方々がより多くの喜びや感動を感じられるように、コーチとしても成長、前進し続けたいと思っています」