Bライブ

勝率も直接対決もほぼ互角の注目対決

■チームスタッツ傾向

越谷アルファーズ(35勝25敗/勝率.583/東2位/PO進出順位4位)

苦しい時期もあったものの、なんとか東地区2位を死守した。特定の得点パターンに偏らずバランスよく得点を重ねられるオフェンス効率の良さもさることながら、一番の強みはディフェンス力。リーグ最少の平均失点を誇り、60試合中19試合が70失点以下と強力。さらにディフェンスリバウンドがリーグ首位、トータルリバウンドが2位とインサイドの強さも際立っている。

熊本ヴォルターズ(33勝27敗/勝率.550/西3位/PO進出順位5位)


シーズン終盤の3月中旬からジャメール・マクリーンとテレンス・ウッドベリーの欠場が続いたことで苦しいチーム状況に陥り、連敗が続いてしまった。ウッドベリーは最終節に復帰したものの、ロスターが揃うこととコンディションの良し悪しがスタッツに影響を与えることは言うまでもない。武器となっているファストブレイクなど機動力を生かしたバスケで越谷を翻弄していきたい。

■直接対決
越谷 90-67 熊本(11月11日)
越谷 95-59 熊本(11月12日)
越谷 111-117 熊本(12月16日)
越谷 74-84 熊本(12月17日)
いずれも昨年の対戦ではあるが、今シーズンは2勝2敗の五分。越谷としてはいかに失点を抑えるか、逆に熊本は得点を伸ばせるかがポイントになるだろう。

活躍が期待される注目選手

ファンタジーポイント(以下、FP)がチーム内で高い選手を、日本人選手と外国籍選手から1名ずつピックアップする。

■越谷アルファーズ

松山駿(PG・獲得価格15万円)
FP:23.4(13.1得点、2.8リバウンド、4.2アシスト、1.1スティール、0.0ブロック、1.8ターンオーバー)
シーズン序盤に負傷により戦線を離れたものの、12月の熊本戦で復帰。1月の愛媛オレンジバイキングス戦でキャリアハイの35得点を挙げるなど、スコアリングガードとしての力を遺憾なく発揮したシーズンとなった。最終戦こそフィールドゴール成功率がふるわなかったものの、多くの試合で2桁得点を挙げて調子の良さがうかがえる。

ジャスティン・ハーパー(PF・獲得価格19万円)
FP:29.3(18.0得点、6.7リバウンド、1.8アシスト、0.6スティール、0.4ブロック、1.7ターンオーバー)
今シーズンはスコアラーのLJ・ピークが加入したものの、遜色ないスタッツでチームを牽引。武器である3ポイントシュートを38.8%で成功させてキャリアハイを記録。熊本との4試合では平均22.8得点とシーズン平均を上回り相性の良さも見せている。昨シーズンのプレーオフで平均22.0得点と奮闘しながらも敗れた悔しさをぶつけてほしい。

■熊本ヴォルターズ

駒沢颯(PG・獲得価格16万円)
FP:18.8(10.6得点、2.1リバウンド、3.6アシスト、0.7スティール、0.2ブロック、2.0ターンオーバー)
大部分の試合で先発を務めてチームの主力として活躍。4試合連続2桁得点でレギュラーシーズンを終えており、この好調をプレーオフにも持ち込みたい。ウイングポジションの選手とマッチアップすることが予想されるため、スピードを生かしたドライブに注目だ。昨シーズン所属した越谷との古巣対決で、このカードにかける思いは人一倍強いだろう。

アーロン・ホワイト(PF/C・獲得価格44万円)
FP:39.7(19.7得点、10.7リバウンド、2.9アシスト、1.4スティール、0.6ブロック、1.9ターンオーバー)
前述の通り、終盤に他の外国籍選手の離脱があったため、獅子奮迅したホワイト。その活躍によりスタッツや獲得価格が高騰している。仮にフルメンバーが揃ったとしてもチームの中心として25分以上の出場が見込まれ、スタッツを大きく落とすことはないだろう。強靭な身体を駆使したインサイドプレーに加えて、速攻の最前線を走れる機動力や3ポイントシュートでもチームを引っ張る。

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