震災当時を知る志村社長「このまちのために、これまでも このまちのために、これからも」
仙台89ERSは東日本大震災の発生から13年目を迎えた3月11日、津波の被害に遭った仙台市荒浜地区を選手・スタッフら35人で訪れ、地震が発生した14時46分に黙祷を実施した。
荒浜地区に向かう道中は、クラブ所属選手として震災を経験した志村雄彦社長が、当時のことやクラブが仙台に存在する役割や意義を説明。震災遺構となった仙台市立荒浜小学校の見学なども行った。
キャプテンの青木保憲は「被災した方々への思いは簡単に言葉にできないですが、それでもこの日を祈りながら黙とうさせていただきました。僕たちは宮城にあるスポーツチームとして、この街の皆さんのために勇気や元気を与えられるよう戦っていきたいと思います」と語った。
志村社長は公式サイトにて、震災当時から現在にわたってチームに所属し続ける唯一のメンバーとして、当時の思いを届けることを自らの使命としてきたとコメント。ファンと地域の人々へ感謝の意を伝え、「皆様と一緒に明るい未来を目指します。そして、仙台・宮城に日本一を届けるため、地域の誇りとなるクラブであり続けるよう活動して参ります。このまちのために、これまでも このまちのために、これからも」とメッセージを寄せた。
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