「試合前、誰がプレーしないかについて誰も話していなかった」

現地4日、バックスがホームでクリッパーズと対戦。大黒柱ヤニス・アデトクンボが欠場する中、デイミアン・リラードが41得点と大暴れし、113-106で上位対決を制した。

第1クォーター、バックスは25-35と出遅れると、第3クォーター終了時点で8点のビハインドと劣勢が続く。しかし、第4クォーターに入ると猛追を開始する。残り5分半、90-96の場面からリラードの3ポイントシュートを皮切りに、このクォーターだけで14得点を挙げたボビー・ポーティスの活躍などにより怒涛の15連続得点でひっくり返す。第4クォーターで40−25と圧倒したバックスが見事な逆転勝利を収めた。

アデトクンボ欠場を補う爆発力を見せたリラードは、「僕らが、どんなチームになってきているかを示す試合だった」と振り返り、チームの一体感が向上していると手応えを得たやりとりを明かす。

「試合前、誰がプレーしないかについて誰も話していなかった。ドック(リバース)がロッカールームに入っていて『今日はヤニス(アデトクンボ)、クリス(ミドルトン)が欠場だ』と伝えた。その後、スカウティングレポートの内容と、試合に勝つために必要なことを話した。これこそ僕たちが持ち始めているスタンダードで、チームとして僕たちに期待されている姿だ」

リーグ全体に大きな衝撃を与えたシーズン途中でのエイドリアン・グリフィンヘッドコー チの解任後、バックスは新指揮官リバースの下で苦しんでいた。1月29日のナゲッツ戦から2月15日のグリズリーズ戦まで、10試合で7敗と大きく失速してのオールスターブレイク入りで、グリフィン解任は間違いだったという声は大きくなるばかりだった。

しかし、ブレイク明け初戦となる23日のティンバーウルブズ戦から今日の勝利で6連勝とV 字回復を見せている。この連勝中、特に目立っているのはディフェンスで、4試合で100点以下に抑えている。リラードは守備向上の要因を「ディフェンス面で自分たちのコミュニケーションを信頼している。自分の隣の選手が、役割を実行してくれると頼りにする。これはオフェンスでも同じことだよ」と考えている。

このまま連携の取れたディフェンスに磨きをかけることができれば、バックスはセルティックスと並び立つ東地区の本命としてプレーオフに突入できる。チームとして大きな弾みがつく、難敵クリッパーズ相手の白星となった。