渡邊はスティールからの豪快ダンクも披露

サンズがアウェーでウィザーズと対戦。試合前にはサンズに加入するまで11シーズンをチームの顔として引っ張ってきたブラッドリー・ビールに対し、スタンディングオベーションが送られた。

そして、かつてのファンの後押しを受けたビールが躍動する。第1クォーターからオフェンスの中心となり、2本の3ポイントシュート成功を含む14得点に加え、3アシストも記録し、2桁のリードをチームにもたらした。第2クォーターに入ってもビールの勢いは止まらず、5本中4本のフィールドゴールを成功させる12得点の固め打ちで、79-58と大量リードを奪った。

止まらないビールは第3クォーターにも15得点を挙げ、最終クォーター開始約3分に43得点目のステップバックシュートを決め、お役御免となった。

この時点で120-90と試合の大勢は決まっていた。そして、残り8分を切った場面で渡邊雄太に出番が回ってきた。スペーシングを意識し、正しいポジショニングを取るもなかなかオフェンスに絡めずにいたが、残り4分には相手の不用意なバックパスに反応してボールを奪うと、そのままワンマン速攻に持ち込み豪快なダンクを決めた。

これで勢いに乗ると、味方のオフェンスリバウンドからフリーになった渡邊は11試合ぶりとなる3ポイントシュートも射抜いた。ステップバックスリーは相手に阻まれたものの、直後には味方のパスカットに反応して素早く駆け上がり、シュートチェックを空中でかわして速攻を決め、140-112の快勝に貢献した。