マイルズ・ターナーを称賛「チームのために全力」
現地12月26日、ペイサーズはロケッツとの接戦を制した。第2クォーターはロケッツ、第3クォーターはペイサーズと試合の流れが行き来する展開、勝負の第4クォーターを27-22で制する勝利に指揮官リック・カーライルは「両チームが力を出して競い合う、素晴らしい試合に勝ててうれしい」と素直に喜び、「第3クォーターにセカンドユニットを含む全員で巻き返せたこと、そして終盤のタイリース(ハリバートン)の活躍が決め手となった」と勝因を語った。
ロケッツはここ数年のドアマットチームではない。この試合を前に15勝12敗で、14勝14敗だったペイサーズよりも成績は上。『ニコラ・ヨキッチ型』の万能センターであるアルペラン・シェングンが30得点16リバウンド5アシスト4スティールと美しいプレーを連発。そんな厄介な相手をペイサーズは上回った。
「勝率5割はやっぱり気になる数字なんだ」とハリバートンは言う。「この試合に負けたら5割を切る。誰だってそれは避けたいよね。だから絶対に勝たなきゃいけない試合だと思っていた。ロケッツが良いチームだと認めていたからこそ、集中して試合に臨んだ」
ハリバートンはゲームハイの33得点、さらに6リバウンド10アシストを記録。同点の残り1分でハリバートンが決めた3ポイントシュート、そして残り33秒でのアンドリュー・ネムハードへのアシストが勝利の決定打となったが、自分のことをヒーローと持ち上げる周囲をよそに、ハリバートンはチーム全体での勝利を強調する。
彼が例として挙げたのは、終盤にファウルトラブルに陥りながらも、退場になることなく攻守に強度の高いプレーを最後まで続けたマイルズ・ターナーだ。「彼のプレーがなければどうなっていたことか。他の何人もの選手にも同じことが言える。マイルズは常にチームのために全力を出し切るプレーヤーだ。オールスターに選ばれても僕は驚かないよ」
ターナーの働きぶりは、指揮官カーライルもこう称賛している。「マイルスは素晴らしいディフェンスを生み出している。身体を張るからファウルは仕方ない面もあるが、5ファウルになった後もファイルなしでリムを守り続けてくれたのは本当に大きかった」
「これはチームにとって本当に大きな勝利だ。全員を誇りに思うよ」