前回のサンズ戦で音響がうるさいと苦言。それに対抗したアリーナDJと場外バトルに発展
ウォリアーズとサンズはステフィン・カリーとケビン・デュラントなど、ともにNBAを代表するスター選手を擁しているだけに両チームの対戦は大きな注目を集めている。
本日、両チームはサンズのホームで対戦。デュラントが欠場したもののデビン・ブッカーが32得点7アシストをマークし、先発の5人全員が2桁得点を記録。最終クォーターの約3分半の間に、12-0のランで一気に突き放したサンズが119-116の接戦を制した。なお、渡邊雄太は19分56秒の出場で3得点に留まったが、出場時の得失点差は+11で勝利に貢献している。
一方のウォリアーズはドレイモンド・グリーンが暴力行為により退場と、かなり後味の悪い敗戦に。これで両チームの対戦はサンズの3連勝となっている。
今後も激闘が楽しみな両チームの対決だが、バスケットボール以外の部分でも話題が生まれている。ウォリアーズのスティーブ・カーヘッドコーチが試合前の会見で耳にヘッドフォンをつけて登場して笑いを誘ったのだ。これは現地11月22日に行われたサンズのホームでの一戦で、カーがサンズの音響がうるさいと苦言を呈したことが発端だ。
22日の試合後、カーはこのように語っていた。「この建物では何も聞こえない。まるで海沿いにあるクラブのようだ。私たちは何をしているんだ?って感じだった。これは真面目な話だよ。試合中、ずっとテクノミュージックが流れていた。普通にバスケットボールの試合ができないのか、これは何なんだろうね」
普通ならこのコメントで終わるところだったが、サンズのアリーナDJが現地12月8日のキングス戦で、カーの発言をサンプリングしたBGMを流した。こうした経緯があり、カーヘッドコーチはヘッドフォンをつけて会見に登場。「準備はできているよ。ディスコの衣装とか何か着ようかとも思ったけど、それだとちょっとやり過ぎだからね」と、応戦したのだ。
各チームがそれぞれ個性的な演出をすることもNBA観戦の楽しみの1つで、カーとサンズのアリーナDJによる場外バトルは、1つのエンターテイメントとも言える。これでサンズの演出により興味を持った人もいるはずだ。