渡邊雄太

ターンオーバーがかさんだ渡邊は終盤の出番はなし

サンズがアウェーでブルズと対戦した。デビン・ブッカーが引き続き欠場したが、新加入のブラッドリー・ビールが今シーズン初出場。そのビールは3本の3ポイントシュートを成功させたが、フィールドゴールは12本中3本の成功(25.0%)に留まり、12得点4リバウンド4アシスト2ブロック2ターンオーバーでデビュー戦を終えた。

第1クォーターから出番が訪れた渡邊雄太は早速コーナースリーを沈めると、その後は安定したディフェンスも披露。第2クォーター序盤には、トランジションから通ればイージーシュートとなるアシストを狙ったが、相手に読まれてパスカットされてしまう。それでも直後に速攻を許した場面では、アヨ・ドスンムのアタックを冷静に対処し、ブロックショットを見舞って一人で失点を防いだ。

後半は3本中1本の3ポイントシュートを成功させたが、第4クォーター序盤にはトップへの軽率なパスをカットされてワンマン速攻を許し、デマー・デローザンに対してシューティングファウルを犯し、開始約2分で交代となった。

サンズが2点リードで迎えた残り15秒、デローザンのドライブを許して土壇場で同点に追いつかれると、ケビン・デュラントのミドルシュートが外れ延長戦に突入した。サンズは第4クォーター終盤からオーバータイム途中の約7分間フィールドゴールが決まらず、どうにかフリースローで繋いでいった。そして、ケイタ・ベイツ・ジョップの3ポイントシュートがようやく決まり、残り1分で1点差に迫ると、デュラントのアシストからヌルキッチが値千金のゴール下を決めて116-115の接戦を制した。

サンズはキャリアハイとなる8本の3ポイントシュートを沈めたグレイソン・アレンがチームハイの26得点を記録し、デュラントが25得点、ヌルキッチが20得点で続いた。終盤に出番のなかった渡邊は約18分のプレータイムでフィールドゴール5本中2本成功の6得点4リバウンド1ブロック3ターンオーバーという結果に。

一方、ブルズは二コラ・ブーチェビッチが26得点、ザック・ラビーンとデローザンがそれぞれ22得点を挙げ、『ビッグ3』全員が20得点超えを果たし、攻守に奮闘したアレックス・カルーソが19得点3スティール2ブロックを挙げたが、ホームで痛い1敗を喫した。