クリス・ポール

写真=Getty Images

自身の復帰よりもハーデンについて言及

ロケッツのクリス・ポールが、1月27日のマジック戦で18試合ぶりに復帰した。左ハムストリングを痛めて昨年末から欠場していたポールは、復帰戦で12得点5リバウンド6アシスト3スティールを記録。チームも103-98で勝利し、3連勝をマークした。

試合後ポールは「感触は良かった。練習と実戦とでは、大きく違うからね。プレーできて良かった」と語ったものの、自身の復帰についてより、欠場中に驚異的なパフォーマンスでチームをV字回復に導いたジェームズ・ハーデンのプレーについて言及し、称賛した。

「ジェームズは、ジェームズのままでい続けるよ。コートに誰がいるかは関係なくて、彼は彼のまま。そのままでいてもらわないといけない。だからこそ、彼はMVPなんだ」

そのハーデンは40得点11リバウンド6アシスト3ブロックで勝利に貢献した。だが23試合連続して30得点超えを果たしたハーデンに関しては、ステップバックしての3ポイントシュートがトラベリングではないか、もしくは審判が彼にフリースローを簡単に与え過ぎではないか、という批判もある。それでもポールは「彼がやっていることをリスペクトすべき」とコメント。「このリーグでプレーしている選手は、日々の試合をこなす難しさを知っている。他に彼のようなことをやれる選手がいるのなら、誰かがやっているよ」と、続けた。

ポール不在の間を12勝5敗で乗り切ったロケッツは、西カンファレンス5位につけている。ポールの復帰により、ハーデンの負担も軽減されるだろう。今週から敵地遠征が続くロケッツがオールスターブレークまでに順位を上げるためには、ハーデンの活躍も去ることながら、司令塔ポールのゲームメークも欠かせない。