ジェイレン・ブラウン

ウィザーズを第1クォーターから圧倒し、開幕3連勝

セルティックスは現地10月30日にウィザーズと対戦し、126-107と開幕3連勝を達成した。この試合、セルティックスは第1クォーターでフィールドゴール28本中18成功の猛攻を仕掛け、いきなり42-19とビッグクォーターを作り出す。その後もウィザーズに付け入る隙を与えず、第3クォーター終了時点で33点の大量リードを奪って楽々と逃げ切った。

セルティックスは、ジェイレン・ブラウンが36得点、ジェイソン・テイタムが33得点と二大エースがそろって爆発。また、クリスタプス・ポルジンギスが昨シーズンまで1年半在籍した古巣相手に15得点6リバウンド3アシストを記録している。

この試合のヒーローとなったブラウンは、このように試合を振り返る。「僕たちは、自分たちのプレーをしただけだと思う。誰がコートに立っていても関係ない。僕たちには、多くのチームよりもタレントがいる。そのことによるアドバンテージを生かさないといけない。何度もオープンのシュートチャンスがあり、アグレッシブに攻めた。そしてペイントで得点を挙げ、KP(ポルジンギス)も活躍して、僕たちは多くのシュートを決めた」

今オフ、セルティックスはポルジンギス、ドリュー・ホリデーと2人の大物選手を獲得し、ブラウンは先の発言が示すとおり自分たちのタレントに大きな自信を持っている。その上でブラウンは「タレントが揃っていることは、怠惰を招くことになるので大変だ。自己満足に陥ってしまいがちだからね」と、全員が慢心せずにハードワークを続けられることを重視していると話した。

「これこそ今シーズンにおける僕たちの敵となる。これは自分たちの中の戦いだ。チームのリーダーだけでなく全員が、このことに注意して最後まで戦い抜かないといけない。このメンタリティを長く保ち続けることができるのか。それが今シーズンの結果に大きな影響を与えると思う」

ブラウン、テイタム、ポルジンギス、ホリデー、デリック・ホワイトと、セルティックスはリーグ随一の先発メンバーを有し、開幕から期待通りの活躍を見せている。ブラウンと同じ危機感をチーム全体で共有できれば、ここからもっと貯金が増えていくはずだ。