■ベストチーム
センター:イヴァン・ブバ(富山グラウジーズ)
チームは苦しい開幕6連敗ながらも、インサイドで一際存在感を示している。川崎ブレイブサンダース戦の第1戦は25得点13リバウンド1スティール1ブロック、第2戦は17得点15リバウンド2アシストと両日ダブルダブルの活躍。特に第1戦では9オフェンスリバウンドを獲得し、自身でセカンドチャンスポイントを10得点記録した。マイルズ・ヘソンが復帰したことによって起用法は変わるだろうが、今後も高スタッツが期待される。
パワーフォワード:ジョシュ・ホーキンソン(サンロッカーズ渋谷)
インサイドの要として躍動して、SR渋谷の今シーズン初勝利に貢献した。長崎ヴェルカ戦の第1戦は18得点12リバウンド8アシスト1ブロック、第2戦は25得点8リバウンド3アシスト1スティールとオールラウンドに活躍。ファールを獲得するのがうまく、流れが悪い状況でもフリースローで繋ぐ試合巧者ぶりを見せた。チームはジェームズ・マカドゥの離脱を受けてジェフ・ギブスを緊急補強したものの、ホーキンソンの変わらぬ活躍は今後も続くだろう。
スモールフォワード:ペリン・ビュフォード(島根スサノオマジック)
今節のB1ファンタジーポイントランキング全体1位を獲得し、前節に引き続きベストチーム入りを果たした。トリプルダブルを連発していた昨シーズンに比べると、物足りなさを感じるファンもいるかもしれないが、佐賀バルーナーズ戦は第1戦が18得点4リバウンド11アシスト3スティール、第2戦が21得点10リバウンド4アシスト1スティール1ブロックと十分すぎるスタッツを叩き出して連勝に貢献した。
シューティングガード:阿部諒(仙台89ERS)
今節のB1ファンタジーポイントランキング日本人1位を獲得。千葉ジェッツとの第1戦では、12得点4リバウンド8アシスト3スティール2ブロックと活躍を見せて強豪撃破の立役者の1人となった。惜しくも敗戦となったものの、第2戦でも15得点6リバウンド1アシスト4スティール1ブロックと躍動。両日を通じての2桁得点もさることながら、ディフェンスでも大きくチームに貢献し、能力の高さを証明した。
ポイントガード:富樫勇樹(千葉ジェッツ)
原修太やディー・ジェイ・ステフェンズといった得点源の選手が欠場する中で気を吐き、チームを牽引。仙台戦の第1戦は23得点2リバウンド2アシスト2スティール、第2戦は20得点1リバウンド5アシストと両日チームトップの得点を挙げた。積極的に得点を狙いに行く場面が目立ち、現在リーグで最も多い3ポイントシュート10.5本を試投している。
惜しくもベストチーム入りは逃したものの、ポジション別TOP5に選出された中から、注目選手をピックアップする。
ショーン・ロング(大阪エヴェッサ・PF/C)
開幕から6試合連続で得点とリバウンドのダブルダブルを記録しており、得点では6位、リバウンドでは2位にランクインしている。シーズンのファンタジーポイントもB1で2位に位置しており、チームの開幕6連勝に大きく貢献している。昨シーズン平均1.6本だったアシストは今シーズン3.7本と倍増。今後より激しい対策が予想される中、どのように活躍を見せるのか注目だ。
岡田侑大(京都ハンナリーズ・PG/SG)
秋田ノーザンハピネッツとの第2戦で今シーズン初勝利を挙げた京都を牽引した。第1戦は16得点3リバウンド9アシスト2スティール、第2戦は14得点1リバウンド5アシスト1スティールと活躍。秋田の激しいディフェンスの前にターンオーバーを喫する場面もあったが、スコアリング能力とプレーメイク能力を遺憾なく発揮した。現在はリーグ2位の平均7.3アシストを記録。今後もオフェンスの起点としてスタッツを量産していくだろう。
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