カテゴリーが変わり、チームを刷新してリベンジのシーズンへ
2018-19シーズンの中地区優勝を最後に低迷が続き、再建を繰り返していたが、昨シーズンは主力がケガで離脱するなど不運も重なり、B1からB2へ降格することに。今シーズンはB2で新たな挑戦が求められることになるが、ロスターを一新して臨む。昨シーズンからの所属は遠藤善、池田雄一、冨岡大地のわずか3選手のみとなり、新加入の選手を多く迎えた。まずルーキーとして高橋克実と小池文哉が加入し、バックコートを支える。また仙台89ERSから田中成也、アースフレンズ東京Zから大矢孝太朗と地元出身選手も獲得した。外国籍選手も総入れ替えとなり、大阪エヴェッサから移籍したカイル・ハントは、日本での実績十分なインサイド選手として存在は大きいだろう。また帰化選手枠で佐賀バルーナーズのB1昇格に貢献したファイ・パプ月瑠指を獲得できたのもポジティブだ。指揮官には日本でのコーチ経験はないものの、海外での実績十分なケイシー・オーウェンズヘッドコーチを招聘し、B1復帰を目指す。
外国籍ガードのジョシュ・ニューカークをうまく使って、相手からアドバンテージをとっていきたいところ。さらに日本人ビッグマンがいないため、外国籍選手のフル稼働が不可欠にはなってくるが、勝利のためには外国籍選手に得点が偏らないよう日本人選手の奮闘が必要。カテゴリーが変わったことで大ブレイクする若手選手の登場に期待したい。
所属選手一覧
『FP(ファンタジーポイント)最多日本人選手』
※FP(ファンタジーポイント)は、選手の活躍度合を計る指標となるポイント。各選手が実際の試合で記録した成績に応じて算出される。
遠藤善
昨シーズンは57試合中39試合で先発を務め、出場時間23分31秒と主力として活躍した。思い切りのいいドライブと高確率のシュート力が魅力だ。昨シーズンの悔しい結果を知る遠藤は、今シーズンにかける気持ちは人一倍強いだろう。地元出身の看板選手としてコート内外で期待が高まる。
【注目選手】
田中成也
高校までを過ごした新潟に凱旋。昨シーズンは序盤にケガを負い出遅れたものの、38試合中28試合で先発出場し平均出場時間18分46秒。激しいディフェンスでチームに流れを持って来れる選手のため、多くの場面でチームメートにも活力を与えてくれるだろう。新潟ではシューターの役割もより大きく期待される。
カイル・ハント
日本でのプレーは4シーズン目となるインサイド特化型のビッグマン。これまではB1が主戦場だったが、初のB2。実績は十分で2ポイントシュートとリバウンド、インサイドのディフェンスに関してはある程度の計算が立つ。ビッグマンとしては走力もあるため、トランジションを牽引するスピードにも期待だ。
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