大脇、森岡のスターター2人がダブル・ダブルの活躍
7月19日、スペインのマドリードで開催されている『FIBA U19女子バスケットボールワールドカップ2023』の決勝トーナメント・ラウンド16が行われ、グループC1位の日本は、グループD4位の中国と対戦し75-58で勝利。昨年の『FIBA U18アジア選手権』の準決勝で敗れた雪辱を果たし、ベスト8進出を決めた。
都野七海の得点で先制した日本は、大脇晴や森岡ほのからスターター5人で合計7本の3ポイントシュートを決める好調なスタートを切り、27-19で第1クォーターを終えた。主導権を握った日本は前半で最大18点のリードを奪った時間帯もあったが、高さを強調されて失速し42-38と猛追された。
後半開始約2分、日本は逆転を許すがすぐに決め返し、ここからディフェンスの強度を増して失点を抑える我慢の時間帯が続いた。そして、この我慢比べに日本が勝利した。残り5分25秒、1点差に迫られる得点を決められるが、日本はここから第3クォーター終了までを無失点に抑える。オフェンスでは山本遥香、大脇晴、佐坂光咲の3連続3ポイントシュート成功で一気に突き放した。こうして、ベンチメンバーの奮闘もあり、ラスト約5分間を13-0と走った日本が59-45で第3クォーターを終えた。その後、一度握った主導権を渡すことなく、最後まで2桁リードを保ち続けた日本が快勝を収めた。日本は大脇が18得点10リバウンド3スティールのダブル・ダブルを記録し、森岡が15得点10リバウンド9アシストとほぼトリプル・ダブルの活躍を見せた。また薮未奈海と山本も2桁得点を挙げるバランスの良いオフェンスを披露し、2大会ぶりにベスト8進出を決めた。
日本は休息日を挟み、7月21日にグループA2位通過の強豪フランスとベスト4を懸けて対戦する。