川崎がスラッシャータイプの新外国籍選手を獲得
6月16日(金)から6月19日(月)までにリリースがあった移籍市場の動きをまとめる。
◆レバンガ北海道
契約
綿貫瞬
新潟アルビレックスBBから移籍。今シーズンは30試合の出場で13分41秒のプレータイムと出場しない試合も多かったが、堅実なディフェンスとベテランらしいゲームコントロールでチームを支えた。北海道は同ポジションの橋本竜馬の退団を発表している。
◆茨城ロボッツ
契約
松本礼太
ルーキーシーズンとなったが、17試合の出場で3分56秒のプレータイムと多くの出場機会を勝ち取ることができなかった。しかし、41.7%で3ポイントシュートを成功させるなど持ち味を見せる場面もあった。攻撃的な茨城のスタイルの中でどう成長していくのか注目だ。
◆群馬クレインサンダーズ
契約継続
五十嵐圭
ケーレブ・ターズースキー
五十嵐はBリーグ最年長のベテランとして、来シーズンで群馬3年目を迎える。今シーズンは33試合の出場で7分54秒と活躍の場を減らしていたが、シューティングガードとしての起用でオフェンス力を評価されていた。ベテランとしてゲームを落ち着かせられる力にも期待だ。初めて日本でのプレーとなったターズースキーは今シーズン54試合の先発を含む58試合に出場し、24分40秒のプレータイムを得て11.1得点、7.5リバウンドとインサイドの要として活躍。より日本にも慣れ、来シーズンはさらなる活躍を見せてくれるだろう。
◆アルバルク東京
契約継続
ライアン・ロシター
チャンピオンシップではケガによる離脱もあったものの、55試合に出場し27分36秒のプレータイムとチームを牽引した。攻守に渡りコート上のバランスを取り、得点、リバウンド、アシストとオールラウンドに活躍。そのキャプテンシーで来シーズンもさらなる高みにチームを導く。
◆川崎ブレイブサンダース
契約
トーマス・ウィンブッシュ
今オフ、B1で新規外国籍選手1号となった。直近はイタリアリーグでプレーし、かつてはGリーグやサマーリーグでもプレー経験のあるアメリカ出身のスモールフォワード。ディフェンスを切り裂くことができるスラッシャータイプで、川崎のバスケの幅が確実に広がる選手だ。
◆富山グラウジーズ
契約
高橋耕陽
伊藤駿
高橋は北海道から移籍。今シーズンは地元出身のサイズがあるウイング選手として期待され、シーズン序盤は先発起用されていたものの、シーズン終盤は出番が限られた。新天地での躍進が期待される。伊藤は秋田ノーザンハピネッツから移籍。ベンチスタートで49試合に出場し14分17秒のプレータイムながら、流れを変える役割を担い期待に応えていた。今シーズン富山が苦しんだプレーメークに対して打って付けの補強と言える。
◆三遠ネオフェニックス
契約継続
山内盛久
ヤンテ・メイテン
山内はチームメートの佐々木隆成が離脱して以降、先発としてチームを牽引。キャリアハイとなる20得点や12アシストを記録する試合もあり、存在感を示したシーズンとなった。来シーズンもプレーメークとゲームコントロールで大きな期待がかかる。メイテンはBリーグデビューとなった開幕節で2試合連続のダブル・ダブルを記録するなどインパクトを残したが、11月末に骨折して以降は全休となり12試合の出場に留まった。今シーズンの不完全燃焼を晴らす活躍に期待したい。
◆シーホース三河
契約継続
シェーファーアヴィ幸樹
替えの効かない日本人ビッグマンとして43試合に出場し20分31秒のプレータイムを得ていたものの、3月26日に右膝前十字靭帯断裂を負い戦線離脱。復帰時期は未定なものの、多くの可能性を秘めた選手なだけに再び活躍する姿を期待したい。
◆ファイティングイーグルス名古屋
契約
川嶋勇人
過去にはスティール王も獲得しており、ディフェンス能力の高さはすでにお墨付き。ディフェンスを重要視するFE名古屋にとって、的確な補強となった。オフェンス面でもプレーメーク能力が高く、来シーズンは中心選手としてチームの底上げに一役買うだろう。
◆大阪エヴェッサ
契約
ショーン・ロング
西川貴之
ロングは北海道から移籍。昨シーズンの得点王にして、今シーズンは39得点と爆発する試合もあり、疑いようのないオフェンス力を発揮した。リバウンド力にも定評があり、インサイドの要として活躍が期待できる。マティアス・フィッシャーヘッドコーチの緻密なバスケの中でどのように融合するか注目だ。西川は佐賀バルーナーズから移籍。日本人エースとして60試合すべてで先発出場してチームを引っ張った。特にレイナルド・ガルシアが離脱した時期には20得点以上を連発するなど、得点力の高さを見せてB2日本人選手で最も多くの得点を記録した。B2プレーオフではMVPも獲得し、3シーズンぶりのB1復帰に注目が集まる。
◆長崎ヴェルカ
契約
荒谷裕秀
特別指定選手も含む3シーズンを宇都宮で過ごしチャンピオンも経験した期待の若手は、長崎へ活躍の場を求めた。今シーズンはプレータイムが安定せず、シーズン終盤はベンチ外の試合もあり実力を発揮したシーズンとは言えなかった。プレースタイルがフィットする長崎での躍進に期待だ。
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