カリー「彼がドアを開けてチームに合流する時が復帰の正しいタイミング」
2月中旬から家族の問題で欠場中だったウォリアーズのアンドリュー・ウィギンズが復帰間近であることが分かった。具体的な理由は伏せられていたが、『The Athletic』のシャムス・カラニア記者は、父親が深刻な健康状態に陥っていて、それに対処するためだったと伝えている。また、現地4日に行われるサンダー戦から少なくともチームに帯同する予定だと見られている。
28歳のウィギンズは昨シーズンに73試合に出場し平均17.2得点、4.5リバウンド、2.2アシスト、3ポイントシュート成功率39.3%を記録。さらにプレーオフでも22試合に出場し平均16.5得点、7.5リバウンド、1.8アシストの数字を残しつつ、エースキラーとしての存在感を高め、ウォリアーズの王座奪還に大きく貢献した。
今シーズンもここまで平均17.1得点、5.0リバウンド、2.3アシスト、3ポイントシュート成功率39.6%と質の高いプレーを披露していたが、今回の離脱以外にも故障で12月上旬から約1カ月の欠場があり、ここまで37試合の出場に留まっている。先週末にウィギンズについて聞かれたステフィン・カリーは、彼の意思を何よりも尊重すると語っている。「僕たちは彼が復帰してくれることを望んでいる。フルメンバーで戦いたいし、彼もその一部になりたいと思っているはずだ。ただ、彼がドアを開けてチームに合流する時が復帰の正しいタイミングだ」
現在ウォリアーズは、レギュラーシーズン残り3試合で41勝38敗、プレーイン・トーナメントを回避できる西カンファレンス6位につけている。5位のクリッパーズとは同率のため順位を上げられるチャンスはあるが、一方で7位のレイカーズ、8位のペリカンズとも0.5ゲーム差しかなく、8位にまで落ちる可能性もある。
長らく実戦から離れているウィギンズが、残りの試合で即戦力となる可能性は低いかもしれないが、彼の合流はチームの士気が高まる大きなプラス材料となるはずだ。そして、ウィギンズと一緒にトレーニングする時間を作るためにも、ウォリアーズとしては何としても6位以上を死守し、プレーイン・トーナメントを回避したい。