ミケル・ブリッジズ

「すべてのシュートを決めるつもりで打っている」

現地3月31日、ホームにホークスを迎えたネッツは後半に42-18のビッグクォーターを作り、第3クォーター終了時点で22点差をつけて124-107で勝利した。東カンファレンス6位のネッツは7位ヒートとのゲーム差を2に広げ、プレーイン・トーナメント回避に一歩前進した。

第1クォーターだけで13得点3アシストを許したように、デジャンテ・マレーを止められず先行されたネッツだったが、第2クォーターに入るとセカンドユニットの活躍で反撃。6人が4得点以上を挙げるバランスアタックで59-55と逆転して前半を終えた。

そして、後半に入るとネッツが試合を支配。スペンサー・ディンウィディーが巧みなゲームメークで6アシストを挙げれば、ブリッジズがこのクォーターだけで15得点の荒稼ぎを見せる。チームで11本中5本の3ポイントシュートを成功させ、フリースローも7本すべて成功と高確率でシュートを決め続け42-18のビッグクォーターを作った。こうして大量リードを奪ったネッツは付け入る隙を与えずに、そのまま逃げ切った。

5本の3ポイントシュートを含むゲームハイの42得点を記録したブリッジズは「本当にただ勝つためにプレーしているだけさ。積極的にプレーして、すべてのシュートを決めるつもりで打っている」と、自身の得点力について言及した。

もともと、ディフェンス力を評価されてきたブリッジズだが、現在はスコアラーとしても存在感を高めている。ブリッジズは2月にネッツに移籍してから3度目の40点超えとなり、3月を461得点で終えた。これは昨シーズンの11月にケビン・デュラントが記録した471得点に次いで、ネッツの選手が記録した1カ月の総得点でフランチャイズ史上2番目に多い得点だ。

ここ最近は調子が上がらなかったドリアン・フィニー・スミスもこの試合では6本中4本の3ポイントシュートを沈め、ネッツに移籍以降最多となる19得点を記録。自身に加え、チームの復調も感じているという。「負けていてもチームとしてまとまっている感じがした。僕たちはまだ多くの試合を戦っていない。だからお互いを分かり合っている途中で、最良の形を見つけ出しているんだ」

なお、渡邊雄太は試合の勝敗が決した残り3分から出場し、フィールドゴールを1本放つも無得点で終わっている。