2月28日から1週間に渡ってオーストラリアへ
2月28日、男子U22日本代表は、今年7月28日より成都(中国)で開幕する『FISUワールドユニバーシティゲームズ』へ向けた強化の一環として、1週間のオーストラリア遠征をスタートした。
今回の遠征に帯同するのは12選手。全員が関東圏の大学に在籍する選手で、先日行われたWindow6でフル代表デビューし、イラン戦で20得点を挙げて注目を集めている東海大2年の金近廉もメンバー入りしている。また、金近とともにWindow6の直前合宿に参加した白鷗大3年の市川真人、筑波大2年の小川敦也も選ばれた。
チームのキャプテンを任された東海大3年の黒川虎徹は「早くセットプレーなどをインプットできるかを意識して臨んでいます。オフェンスでもディフェンスもどれだけフィジカルにプレーできるか、パスの精度がどれだけ通用するかを試したいです」と、今回の遠征に意気込んでいる。また、同年代である河村勇輝や後輩の金近がフル代表でプレーしたことについて「大学生でも日本代表に選ばれるチャンスがあるんだと感じています。特に勇輝のプレーや試合はチェックしています。活躍してくれるのはうれしいですが、やっぱり悔しい部分もあります。少しでも追いつけるように意識しています」と、チームメートから刺激を受けていることを話した。
そして、チームの指揮を執る白鷗大の網野友雄ヘッドコーチは、フル代表で活躍できる強化を目標に掲げながら次のように遠征に向けて語った。「トム・ホーバスヘッドコーチが目指すスタイルは変えず、この中から男子日本代表へ引き上げられたときにスムーズに入っていけるコンセプトは継続していきます」
コロナ禍の影響で海外遠征などに取り組めなかった世代が、今回の遠征でどのような手応えと課題を手にしてくるのか楽しみだ。
遠征メンバー
黒川虎徹(PG/175cm/74kg/東海大3年)
三谷桂司朗(SF/190cm/90kg/筑波大3年)
市川真人(C/204cm/96kg/白鷗大3年)
蒔苗勇人(SG/186cm/85kg/中央大3年)
脇真大(SG/193cm/84kg/白鷗大3年)
木林優(PF/200cm/96kg/筑波大3年)
小川敦也(PG/190cm/85kg/筑波大2年)
淺野ケニー(PF/197cm/83kg/専修大2年)
山内ジャヘル琉人(SG/190cm/88kg/大東文化大2年)
浅井英矢(PF/197cm/85kg/筑波大2年)
金近廉(SF/196cm/84kg/東海大2年)
田中流嘉州(PF/196cm/90kg/大東文化大1年)
平均 192.8cm