クリストファー・スミス ジョシュ・ホーキンソン

3ポイントシュートを打つチームは2点が少ないのか? 数字とともにチェック

この記事を開いてくれたすべての皆様、数字の沼へようこそ。自称『日本一スタッツをとる素人』である私しんたろうが、公式サイトのボックススコア(ベーシックスタッツ)から一歩踏み込んだ、『アドバンスドスタッツ』を紹介、解説していきたいと思う。

今回は、3ポイントシュートを積極的に狙うチームが分かる『3ポイントアテンプトパーセンテージ(3PA%)』というスタッツをご紹介。このスタッツは、チーム全体のシュート本数(フリースローになったシュートを含む)のうち、3ポイントシュートを打った本数の割合を指します。
計算式はこちら

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『3PA%』を求める際にフリースローを獲得したシュート(ファウルを誘ったシュート)を含む理由を説明する。フリースローはシュート本数に含まれないため、シュート本数だけで計算すると3ポイントシュートの割合が大きくなってしまう(仮に2ポイントシュートがファウルを受けてすべてフリースローになった試合の場合、3PA%が100%になるため)。そのため、フリースローを獲得したシュートを含んでいる。

そして、この計算式を応用すると『2PA%』や、『フリースローポゼッション割合(FTD%)』も以下のように求めることができる。

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前置きが長くなってしまったが、『3PA%』、『2PA%』、『FTD%』のランキングを使ってチームの戦略を見ていこう。
(第22節終了時点)

順位 チーム 3PA% チーム 2PA% チーム FTD%
1位 千葉J 42.05% A東京 59.74% 琉球 11.36%
2位 信州 41.34% 群馬 59.16% 富山 11.36%
3位 川崎 39.33% 大阪 57.15% 広島 11.29%
4位 島根 38.46% 三遠 56.52% 群馬 11.28%
5位 新潟 37.30% 北海道 56.44% SR渋谷 11.21%
6位 京都 35.98% 富山 56.12% 北海道 11.21%
7位 名古屋D 35.86% 滋賀 56.05% 千葉J 11.09%
8位 FE名古屋 35.57% 秋田 55.97% A東京 11.05%
9位 仙台 35.46% 宇都宮 55.93% FE名古屋 11.01%
10位 滋賀 35.42% 三河 55.87% 大阪 10.68%
11位 広島 35.39% 横浜BC 55.79% 横浜BC 10.21%
12位 茨城 35.13% 京都 55.51% 川崎 10.17%
13位 SR渋谷 35.05% 茨城 54.91% 島根 10.02%
14位 秋田 34.88% 琉球 54.55% 仙台 10.01%
15位 宇都宮 34.59% 仙台 54.53% 名古屋D 9.98%
16位 三遠 34.29% 新潟 54.26% 信州 9.96%
17位 三河 34.28% 名古屋D 54.16% 茨城 9.95%
18位 琉球 34.08% SR渋谷 53.73% 三河 9.85%
19位 横浜BC 34.00% FE名古屋 53.42% 宇都宮 9.48%
20位 富山 32.53% 広島 53.32% 三遠 9.19%
21位 北海道 32.36% 島根 51.52% 秋田 9.15%
22位 大阪 32.18% 川崎 50.51% 滋賀 8.53%
23位 群馬 29.56% 信州 48.69% 京都 8.51%
24位 A東京 29.21% 千葉J 46.86% 新潟 8.44%
平均 35.18% 54.61% 10.21%

『3PA%』が高いチームは必然的に『2PA%』が低くなっているが、いくつか気になるチームをピックアップしていこう。

インサイドのイメージが強い琉球ゴールデンキングスは、『2PA%』単体で見ると14位と低いため、2ポイントシュートが少ないチームだと考えてしまうだろう。しかし、『FTD%』がリーグトップとなっており、フリースローは主に2ポイントシュートから生まれることを考慮すると、インサイドからの得点が多いとも考えられる。『2PA%』が2位の群馬クレインサンダーズは、『FTD%』もリーグ4位であるため、2ポイントシュートを非常に重視したチームであることが分かる。最後に『2PA%』が20位、『3PA%』が11位の広島ドラゴンフライズは、『FTD%』が3位となっているため、フリースローの獲得本数が勝敗を分けているチームであると推測できる。