指揮官カーは成長に期待「彼は良い練習とスクリメージができていた」
ウォリアーズのジェームズ・ワイズマンが傘下のGリーグ、サンタクルーズから復帰することが明らかになった。2020年ドラフト全体2位指名のワイズマンは昨シーズン全休となった故障から順調に回復し、今シーズンは開幕からチームに加わっていた。当初は控えセンターとしてローテーションの一員を担っていたが、低調なパフォーマンスが続いたことで出場機会を減らしていった。11試合に出場し平均13.4分のプレータイムで6.8得点、3.8リバウンドを記録したが、11月14日のスパーズ戦を最後にGリーグへと送られていた。
サンタクルーズでのワイズマンは7試合に出場し平均26.6分のプレータイムで15.6得点、10.1リバウンド、1.1ブロックとパフォーマンスを向上させた。そのため、指揮官のスティーブ・カーはワイズマンのGリーグ行きは実りあるものだったと語った。「他のGリーグの選手たちと同じ練習時間を得られることができたのは素晴らしい。1週間で数試合しかないので、本当に質の高い練習を行える。彼は良い練習とスクリメージができていた」
ウォリアーズは現地6日に行われたペイサーズ戦に104-112で敗れた。ここ7試合で5勝と復調してきてはいるが現在13勝12敗とリーグ連覇を狙う優勝候補としては物足りないパフォーマンスが続いている。そして、現地13日からのバックス戦を皮切りに東カンファレンスとの試合が続く過酷なアウェー6連戦を控えている。
センター陣は開幕からケボン・ルーニーが不動の先発メンバーとして奮闘し、スクリーンなどスタッツに残らない味方を生かすプレーでの貢献も光っている。しかし、ビッグマンの選手層が手薄であることは否めず、来週からの過密日程を乗り切るためには1人でも多く戦力になれる選手が必要だ。ワイズマンとしては失地回復の絶好のチャンスとなるが、ここでプレータイムを得られないようだと、再びGリーグ行きとなることも考えられ、踏ん張りどころとなる。