写真=Getty Images
ウォルトンは現役時代に2度のNBA制覇を成し遂げたレイカーズに帰還することに。
先日、この2シーズンの指揮を執ったバイロン・スコットの更迭を決めていたレイカーズが、新たなヘッドコーチにルーク・ウォルトンを迎えることを発表した。
ウォルトンはウォリアーズのアシスタントコーチとして手腕を発揮。昨シーズンのNBA制覇に貢献し、今シーズンにはスティーブ・カーが病気療養で不在の間の指揮を託され、開幕24連勝、ヘッドコーチ復帰まで39勝4敗という好成績を残した。
ニックスやキングスも彼の招聘を考えていると噂されていたが、ウォルトンが監督として独り立ちして率いるチームに選んだのは、現役時代の大半を過ごしたレイカーズだった。現役時代のウォルトンは2003年にレイカーズに入団し、9シーズンで2度のNBA制覇に貢献している。
アリゾナ大の先輩であるスティーブ・カーの下で働くのは今シーズン限り。コービー・ブライアントの引退興行が大盛況だったために目立たなかったが、17勝65敗とNBA全30チームで下から2番目の不名誉な成績を残したレイカーズを根本から立て直すという難事業にウォルトンは挑むことになる。
ウォルトンは次のようなコメントを発表している。「ゴールデンステートに、そしてスティーブ・カーの下にいるというのは素晴らしい時間だ。私はずっとスティーブやウォリアーズに感謝し続けるだろう。でも、私はヘッドコーチになりたいとずっと思っていた。それにレイカーズの指揮を執るチャンスなんて滅多にない」
36歳のウォルトンは、この時点でNBA最年少のヘッドコーチということになる。
現役時代、2008年のウォルトン。コービーとは長く一緒にプレーした。