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日本人選手全員継続&外国籍選手総入れ替え、波乱のオフを乗り越える秋田
最終節に連勝し逆転でワイルドカードに滑り込み、昨シーズンはクラブ初のチャンピオンシップ進出を果たした秋田ノーザンハピネッツ。さらなる高みを目指すため、外国籍選手総入れ替えという決断を下した。攻守に渡り秋田のバスケを象徴するような存在だったジョーダン・グリンは、わずか1シーズンで退団。身体能力とディフェンス力で活躍を見せていたアレックス・デイビスも契約解除となった。昨シーズンにいた3タイプの選手をそれぞれアップデートする形で新外国籍選手を獲得したが、NBAでも実績のあったアミダ・ブライマーが予期せず契約解除になってしまったのが誤算。日本人選手は昨オフの段階で複数年契約のリリースがあった選手も多かったため、大部分は継続すると踏んでいたが、驚きの全員継続。開幕前の段階で個人的な事情によりチームを離れている前田顕蔵ヘッドコーチが、どのタイミングで復帰できるかも重要なファクターとなってくる。これまでに築いてきた秋田らしいバスケスタイルに磨きをかけるロスターを揃えて、昨シーズン超えを目指す。
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昨シーズンは3ポイントシュートの確率がリーグ首位であり、オフェンスの軸に変化が見られた。今シーズンも成功率の高いシューターが揃っているので、大きく戦術が異なることはないだろう。セカンドユニットも先発と同クオリティであることが秋田の強み。今シーズンも全員で仕掛けてくる攻撃的なディフェンスは、どのチームにとっても脅威となる。
所属選手一覧
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注目選手
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川嶋勇人
川嶋自身も昨シーズンは「思うような結果が出せず、個人的には苦しいシーズン」と評している通り、持ち味を発揮できたとは言えない。ベテランの領域になってきた川嶋が本来の能力を秋田のバスケの中で発揮でれば、チーム力の大きな底上げになることは間違いない。ディフェンスだけなく、プレーメーカーとしての活躍を願う。
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田口成浩
昨シーズン、県民待望の秋田復帰を果たした田口。離れていた期間でチームは大きく変わっていたため、どうフィットするか心配の声もあったが、全くの杞憂であったことをプレーで証明した。セカンドユニットでも先発同等以上の活躍をする試合も多い。今シーズンも会心の「おいさー」が何度も聞けることに期待したい。
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ケレム・カンター
NBAファンにはお馴染みエネス・カンター・フリーダムの実弟。過去にはリトアニアリーグでも得点王やリバウンド王を獲得している実力者。インサイドの力強さはもちろんのこと、速攻の最前線を任せられる走力、自らフィニッシュまで持っていけるドライブと多彩なオフェンス能力を有し、起点になってくれることだろう。
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