写真=FUKUSHIMA FIREBONDS/bj-league

NBAドラフト候補の名に恥じないパフォーマンスでbjリーグを席巻。

bjリーグは先週末でレギュラーシーズンの日程を終え、個人賞が決まった。

最多得点は福島ファイヤーボンズのルブライアン・ナッシュ。テキサス州ダラス出身、23歳のスモールフォワードは今シーズンがbjデビューだったが、10月3日の横浜ビー・コルセアーズ戦で31得点デビューを飾ると、その後も毎試合のように30得点越えを連発して10月の月間MVPを受賞。bjリーグに難なく適応してみせた。

201センチ107キロの体格に見合わぬスピードとスキルを兼ね備え、無駄のないコース取りでゴールまで突き進む鋭いドライブと高度なシュート技術で次々とゴールを奪ったナッシュ。相手の警戒が厳しくなり得点数を落とす時期もあったが、ドライブだけでなくミドルシュートからも得点するプレーの幅を見せ、大崩れすることなくシーズンを乗り切った。

それもそのはず、NCAAの名門であるオクラホマ州立大の主力選手として活躍し、昨年のNBAドラフト候補でもあっただけに、その実力は折り紙付き。

シーズン通算1384得点、1試合平均だと26.6点。得点ランキング2位のウェンデル・ホワイト(1314得点/平均25.3点)、3位のトーマス・ケネディ(1281得点/平均24.6点)と比較すると、3ポイントシュートは少ないが2点シュートを試みる回数が圧倒的に多い(ナッシュ823回に対し、ホワイト699回、693回)。これはシュートに持ち込むまでの技術でナッシュが圧倒的に優れていたことを意味する。

2月28日の信州ブレイブウォリアーズ戦では、1試合での最多得点記録となる54得点をマーク。bjリーグのオールスターゲームにはブースター投票で選出されMVPに輝くなど、素晴らしいシーズンを過ごした。もちろん、シーズンはまだ終わっていない。秋田ノーザンハピネッツと対戦するプレーオフのファーストラウンドでも、ナッシュの爆発が期待される。

その他の個人賞は以下のとおり。

アシスト
鈴木達也 バンビシャス奈良
1試合平均6.6本/総アシスト316本

リバウンド
ジョシュ・デービス 島根スサノオマジック
1試合平均15.5本/総リバウンド758本

ブロックショット
エグゼビア・ギブソン 信州ブレイブウォリアーズ
1試合平均2.5本/総ブロックショット105本

スティール
アンドレ・マレー 東京サンレーヴス
1試合平均2.3本/総スティール96本

3ポイントシュート成功率
横尾達泰 島根スサノオマジック
成功率45.8%(212本中97本成功)

フリースロー成功率
青木康平 ライジング福岡
成功率94.5%(109本中103本成功)

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