NBAコミッショナーのアダム・シルバー、NBA入りの年齢を19歳から18歳に引き下げたい意向を表明

NBAコミッショナーのアダム・シルバー、NBA入りの年齢を19歳から18歳に引き下げたい意向を表明

2022/07/14 12:43
アダム・シルバー

実現すればレブロン、コービー、ガーネットのような高卒選手の復活へ

NBAコミッショナーのアダム・シルバーは、リーグ加入の対象年齢を現行の19歳から18歳へと引き下げたい意向を明かした。現在サマーリーグが行われているラスベガスでの会見でシルバーは次のように語っている。

「変更するチャンスはあると思っています。19歳から18歳への変更だけに留まらない大きな議論に基づいての判断となるでしょう。ただ、様々な考慮すべき事柄のバランスを取るにあたって、年齢引き下げは正しいことだと思っています。次の労使協定の交渉で変更できるのを期待しています」

かつて1995年ドラフトのケビン・ガーネットをきっかけにコービー・ブライアント、トレイシー・マグレディ、レブロン・ジェームズ、ドワイト・ハワードなどが高校卒業後にNBA入りを果たしていた。彼らのような高卒スター選手が誕生する一方で、当たり前だが競争に敗れて早々に挫折する選手も少なくなかった。こうしたマイナス面を問題視する声が大きくなった結果、NBAは2005年にリーグ加入の年齢を18歳から19歳に引き上げた。そして現在は高校卒業後、1年経たないとNBA入りできないルールとなっている。

ちなみにシルバーは2014年、今回とは正反対で年齢制限を19歳から20歳に引き上げたい考えを持っていた。ただ、今は当時と選手たちを巡る状況が大きく変わっている。その代表例はNCAAに導入されたNIL(Name、Image、License)契約だ。これまでNCAAの選手は商業的な活動を禁止されていたが、昨夏から自身の肖像権を用いたスポンサー契約を結ぶことが可能となった。

これによりメディアの露出も多い強豪校のエースなど、知名度の高い選手たちは数千万円規模の報酬を手にすることができ、NBA傘下のGリーグでプレーするよりも多くの金額を得られるようになった。そのため、NBAが高卒から1年のクッションを置く妥当性がなくなっているとコミッショナーが考えるのも自然だ。現在の労使協定は2023-24シーズンまで有効だが、もしリーグと選手会のどちらかが12月が期限となるオプトアウトを行った場合、来年の夏に失効となる。その際、この年齢制限の変更も議題に上がってくるだろう。

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