永田「3×3という競技の奥深さを痛感しました」
3×3男女日本代表は7月6日から10日までシンガポールで開催された『3×3アジアカップ2022』を戦い終えた。
予備予選を経て予選ラウンドに進出した男子はチャイニーズ・タイペイとウズベキスタンを相手に2連続でノックアウト勝利を収め、グループDを1位で突破した。しかし、今大会準優勝を収めたニュージーランドに14-16で敗れ、決勝トーナメント初戦で姿を消した。
保岡龍斗は「今回のアジアカップは本当にメダルを取りに行っていたので、悔しい気持ちが一番強いです」と、ベスト8で終えた大会を振り返った。保岡は高確率で2ポイントシュートを決め続けるなど、特に得点面で日本を牽引した。得点ランキング2位となる平均7.7得点を記録したが、「世界のレベルはもっと高いので、アジアではもっと点数を取らないといけない。個人で打開するわけじゃなく、チームのみんなでコミュニケーションを取っていかに良いシュートを打っていくかを追求していかないといけない」と、反省の言葉を口にした。
男子結果
優勝 オーストラリア(3大会連続3回目)
準優勝 ニュージーランド
3位 中国
4位 フィリピン
3×3男子日本代表
佐土原遼(F/192cm/広島ドラゴンフライズ)
保岡龍斗(G/188cm/秋田ノーザンハピネッツ/SAITAMA ALPHAS)
小松昌弘(F/191cm/TOKYO DIME.EXE)
落合知也(F/195cm/越谷アルファーズ/ALPHAS.EXE)
予備予選が免除された女子日本代表はインドネシアとシンガポールに連勝しグループBを首位で通過すると、スリランカとの決勝トーナメント初戦も22-3で圧勝した。しかし、続く準決勝では初優勝を果たした中国の前に15-20で敗れてしまう。そして3位決定戦では、予選で勝利したインドネシアに17-21で敗れ、惜しくもメダル獲得を逃した。
平均5.0得点でチームのリーディングスコアラーとなった永田萌絵はこのように大会を振り返った。「正直、予選の時はどうチームを作っていこうか悩んだし、不安もありました。難しい中でも、一人ひとりがどうすればこのチームが良くなるかを考えて、試合を重ねるごとに成長しているのを感じました。それは大きな収穫だと思いますが、メダルを取れなくて悔しい気持ちが大きいです」
また、決勝トーナメント進出を逃したワールドカップにも出場した永田は、世界のレベルが上がってきていることを体感したという。「ワールドカップでの反省を生かして、チームが成長できた部分もありました。ただ、海外のチームのレベルが上がっているのは感じましたし、3×3という競技の奥深さを痛感しました」
女子結果
優勝 中国(初優勝)
準優勝 オーストラリア
3位 インドネシア
4位 日本
3×3女子日本代表
今野紀花(G/179cm/ルイビル大学)
窪田真優(G/169cm/桐蔭横浜大学)
永田萌絵(F/173cm/デンソーアイリス)
中田珠未(C/182cm/ENEOSサンフラワーズ)