町田投入後の約5分間で13-4のラン
現地7月6日、ワシントン・ミスティクスがアトランタ・ドリームと対戦。町田瑠唯が良い流れを継続させたこともあり、第4クォーターを27-12と圧倒して、85-66で勝利した。
第1クォーター開始約8分にコートに送り出された町田は、自らのドライブに合わせてべースラインに切り込むシャトリ・ウォーカー・キンブローに的確なパスを供給し、彼女のバスケット・カウントをアシスト。残り2秒でリバウンドを取り、そのまま駆け上がってハーフコートショットを放ったがこれはエアボールに。
その後、トップから高速ドライブでマークマンを抜き去りフィニッシュまで持ち込んだが、左手でのイージーレイアップを決め切れずカウンターを許し、第2クォーター開始約2分でベンチに退いた。
試合は拮抗した展開が続き、54-52とわずかにリードして迎えた第3クォーター残り1分半に再び町田に出番が訪れた。すると、残り33秒でポゼッションを得た町田は無理にツー・フォー・ワンを狙わずにゲームをコントロール。ショットクロック残り10秒を切ってから動き出し、マイシャ・ハインズ・アレンのプルアップをアシストした。第3クォーターで良い終わり方をしたミスティクスは町田の活躍もあり、ここから流れをつかんでいく。
最終クォーターのファーストオフェンス、町田はバックコートからボールを運ぶと、そのままスピードに乗ってペイントアタックを仕掛け、ファウルを受けながらタフなレイアップを沈めた。ボーナススローは決め切れず3点プレーとはならなかったが、これでリズムが生まれたミスティクスは粘り強い守備で失点を抑え、コンスタントにシュートを沈めるなど攻守が噛み合った。開始3分過ぎには、町田は果敢なボールプッシュからキンブローの速攻をお膳立てし、相手にタイムアウトを取らせた。その後も、町田は自身のディフレクションから24秒バイオレーションを誘発するなど、安定したプレーを見せ、残り約5分でお役御免となった。
第3クォーター終盤に町田が投入されてからの約5分間で13-4と走ったミスティクスは主導権を完全に握り、最終クォーターを27-12と突き放して快勝を収めた。
町田は11分のプレータイムで2得点3アシスト1スティールを記録。チームに流れを引き寄せるなど、効果的なプレーで勝利に貢献した。