3x3男子日本代表

攻守ともに圧倒され、特にリバウンドを支配されたことがノックアウト負けの要因に

3×3ワールドカップ2022、男子日本代表は第2戦目でラトビア代表と対戦。金メダルを獲得した東京五輪メンバーが3人残る優勝候補を相手に序盤から劣勢に立たされると、最後まで試合の流れを変えることができず5-22と大差で敗れた。これで男子代表は1試合目のポーランド戦に続く連敗で大会初日を終えている。

試合序盤、オープンのシュートチャンス自体は作り出せていたがここで決めきれない日本に対し、ラトビアは見事な連携から次々とシュートを成功させ、いきなり0-6と大量リードを奪われる。日本は残り7分35秒、保岡龍斗がフリースローを決めてようやく初得点。ここから積極的に2ポイントシュートを狙っていくが、試合全体で放った9本の2ポイントシュートをすべて失敗し、悪い流れを変えられなかった。

また、日本は開始約3分でラトビアから6個のファウルを誘発したが、試合巧者の相手からフリースロー獲得となる7個目のファウルをなかなか奪うことができない。攻守ともにこれといった打開策を見い出せなかった日本は、このままズルズルと点差を広げられて完敗。東京五輪ではグループリーグ、決勝トーナメント初戦と連敗を喫したが、2試合とも18-21と惜敗だった相手に今回は全く見せ場を作れなかった。

日本にとって特に痛かったのは、ラトビアにリバウンド争いを支配されたこと。その結果、シュートの試投数で21-30と大きく引き離れた。頑張ってシュートを外させても、そこからリバウンドを取られてセカンドチャンスを決められてしまい、ラトビアに傾いた流れをずっと変えることができなかった。

もちろん連敗スタートは痛いが、グループリーグは5チームの内、3位までに入れば決勝トーナメント進出とまだ十分に可能性は残されている。中1日を挟んでの大会2日目のカムバックに期待したい。