ジミー・バトラー

ドウェイン・ウェイドからの激励に発奮

現地5月27日に行われたプレーオフ東カンファレンスファイナル、ヒートvsセルティックスの第6戦は、ジミー・バトラーがプレーオフキャリアハイとなる47得点に加えて9リバウンド8アシスト4スティールの大活躍でチームを引っ張り、ヒートが111-103で勝利した。

負ければシーズン終了という崖っぷちの中、ヒートは敵地TDガーデンで大きな勝利を収め、シリーズの決着はマイアミでの『GAME7』でつけられることとなった。

リードチェンジを何度か繰り返しはしたが、ヒートが82-75とリードして迎えた第4クォーター。なんとしてもホームでの第6戦でシリーズを決めたいセルティックスとファンが団結。ホームの大歓声を受けたセルティックスが第4クォーターに点差を縮めてワンポゼッションゲームに持ち込み、そして逆転した。

それでも、バトラーがビッグショットを決めてヒートに再びリードをもたらした。ここ2試合はスランプだったカイル・ラウリーも9本中4本の3ポイントシュートを含む18得点10アシストを記録し、セカンドユニットのビクター・オラディポも試合終盤にジェイレン・ブラウンのオフェンスファウルを引き出す好守で勝利に貢献した。

バトラーは「自分たちの仕事をこなしたまでだ。このシリーズを通して言ってきたけど、まだ終わっていない。『GAME7』を戦う権利を手にしただけで、あと1勝しないといけない」と語った。

この日の試合前、ヒートレジェンドのドウェイン・ウェイドが、バトラーに激励の電話をかけた。その内容を聞かれたバトラーは「Dウェイドの声が本当に必要な時だけ、彼は連絡をくれる。今日は、それが必要な時だった」と答えた。「彼が連絡をくれたことに感謝したよ。彼からは、コートに出て、これまでと同じようにレガシーを築くように言ってもらえた。そして、必ず勝利するように言われたよ」

「観客のことは気にしていない」と敵地でのパフォーマンスを振り返ったバトラーは「僕は、ただただ試合に勝ちたいんだ」と続けた。「正しいプレーがしたい。チームと、チームメートのために必要なプレーをする。それが得点であれ、パスであれ、守備であれ、勝つために必要なことをやる。そういうプレーを心がけている」

勝った方が2021-22シーズンのNBAファイナルに勝ち進むシリーズ第7戦は、現地5月29日にマイアミで行われる。