ダブドリリーグ

最終週となった『B.LEAGUE#LIVE2021』。ダブドリリーグも初代優勝者が決定となった。『B.LEAGUE#LIVE2021』に熱狂していた皆さんはどうだっただろうか? ダブドリリーグ全体を振り返っていく。

有終の美を飾った太田敦也

太田敦也vs新岡潤の対戦は、12勝0敗2引き分けで太田が新岡に完封勝利した。新岡は、先週復帰したジョシュア・スミス(富山グラウジーズ)が日曜に27得点12リバウンドと活躍したがチーム全体的にスタッツが伸びずに大苦戦。一方、太田は、ジェフ・エアーズが大爆発。日曜に34得点16リバウンド、水曜に24リバウンドとシーズン平均を大きく上回る活躍で、チームを牽引した。出場試合数でも太田が上回り、完封勝ちを納めた。

最終日に大逆転のしんたろう

しんたろうvs比留木謙司の対戦は、12勝1敗1引き分けでしんたろうが比留木に勝利した。比留木はこれまでB2の選手を主力に据えており、最終週はB2選手の試合が少なかったため苦戦。それでも週末は、しんたろうを圧倒していたが、最終日に大逆転を食らってしまった。

一方、しんたろうは、ここまでチームの主力だった河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)が欠場となる大誤算。しかし、月曜から巧みにフリーエージェントを駆使して試合数を伸ばし逆転劇に繋げた。特にシェーファー・アヴィ幸樹(シーホース三河)のキャリアハイ31得点はインパクト大だった。

最後まで渚紗を寄せ付けなった大西玲央

大西玲央vs渚紗の対戦は、9勝4敗1引き分けで大西が渚紗に勝利した。土曜に12人中8人が2桁得点とスタートダッシュを決めた大西。水曜は試合数が多くなかったものの、出場した選手が期待以上の活躍をして、渚紗を引き離した。一方、渚紗はフリーエージェントで痛恨のミス。週末のスタッツが伸びず、水曜の逆転にかけるが、所属する広島ドラゴンフライズ3選手のスタッツが伸びず誤算。そのまま大西に逃げ切られてしまった。

全員バスケで圧勝した大柴壮平

先週を終えた時点で1位の大柴壮平と2位のズボンの頂上決戦。その差は0.5ゲームだったため、1項目でも多く取った方が優勝に近づく対戦となった。結果は、大柴が10勝3敗1引き分けでズボンに圧勝した。

大柴は、特定の選手に偏ることなく、日曜に全員が2桁得点するなど文字通り『全員バスケ』。特に土日連続で21得点をあげたベンドラメ礼生(サンロッカーズ渋谷)の活躍が光った。ズボンは、ショーン・ロング(レバンガ北海道)が3試合で97点と得点を量産したが、日本人選手のスタッツが伸びず、最後まで大柴をとらえきれなかった。

ダブドリリーグ初代優勝は?

最終的な順位は
1位 大柴壮平
2位 大西玲央(4.0)
3位 しんたろう(0.5)
4位 ズボン(3.0)
5位 渚紗(7.5)
6位 比留木謙司(6.0)
7位 太田敦也(4.5)
8位 新岡潤(13.0)
※()内はゲーム差

見事優勝したのは、ダブドリ編集長大柴。大柴vsズボンが接戦になった場合、大西、しんたろうにも優勝の可能性があったが、それぞれ順位を上げるだけに留まった。最終週の大敗によりズボンは4位まで後退。連敗スタートとなった渚紗は3週目から巻き返し、どうにか5位まで浮上。ドラフトの評価が一番高かった比留木は思った以上に勝てず6位。最終週で完封勝利した太田も勝率こそ挽回したが、順位を上げることはできず7位。シーズン通じて苦しい戦いを強いられた新岡が8位。

わずか5週間のみの対決であったが、中止試合や欠場に振り回され頭を悩まされながらも『B.LEAGUE#LIVE2021』の魅力を感じられた。今シーズンで遊び方や楽しみ方を知ることができた人が多いと思うので、来シーズンも是非挑戦してもらいたい。