サディック・ベイ

3月はすでに8試合で50得点超えの選手が生まれる

現地3月17日に行われたピストンズvsマジックの一戦は、2年目のサディック・ベイが自己最多の51得点に加えて9リバウンド4アシスト3スティールと大活躍し、ピストンズが134-120で勝利した。

ベイは、14本中10本の3ポイントシュートを含むフィールドゴール27本中17本を成功させて勝利に貢献。ピストンズ史上、1試合で51得点9リバウンド4アシスト3スティール以上を記録した初めての選手となった。

ベイは前半だけで30得点をマーク。第2クォーター終了直前には、右コーナーからのフェイダウェイジャンプシュートを成功させた直後にモー・バンバからボールを奪って3ポイントシュートを決め、わずか5秒の間に5得点というプレーも決めた。

ベイは「流れに乗れた」とキャリアパフォーマンスを振り返った。「試合前から意識していたことではないけど、リズムに乗れればゾーンに入れる。チームメートが僕を見つけてパスを出してくれたし、アグレッシブにプレーするよう勇気を与えてくれた」

ヘッドコーチのドウェイン・ケーシーは「チーム再建はいつだって骨の折れるようなことだが、美しい瞬間も多い」と、ベイを称えた。「サディック・ベイは、利己的な部分が一切ない選手だ。彼は常にチームを第一に考える選手。素晴らしいプレーだった」

ベイは、2日前のマジック戦で60得点を記録したネッツのカイリー・アービングのプレーハイライトを見て、感銘を受けたという。「あの試合のハイライトを見た。とても効率的なプレーだったし、(アービングは)試合の流れに乗っていた。本当に素晴らしいパフォーマンスだった」

この日の試合を含めて、3月は8試合で50得点超えを達成した選手が生まれた。『ESPN』によれば、1ヵ月での50得点超えの試合数としては1962年の12月(9試合)以来最多だという。

ベイは「ここ2週間はリーグ全体で素晴らしいパフォーマンスが続いている。そういう機会に恵まれて感謝している」と続けた。