TJ・ウォーレン

昨シーズンは4試合の出場に留まり、今シーズンは全休に

ペイサーズは疲労骨折からの復帰を目指していたTJ・ウォーレンが来シーズンの活動に備えるために残りの試合に全休することを発表した。

ウォーレンはサンズからペイサーズに移籍した2019-20シーズンに、キャリアハイの平均19.8得点を記録してチームの中核を担った。しかし、さらなる飛躍が期待された昨シーズンは1月5日に左足の疲労骨折の手術を受けて残りのシーズンを全休し、わずか4試合の出場となった。

さらに復帰を期して迎えた今シーズンだったが、開幕の約1カ月前に、回復が想定通りに進まず、引き続き無期限の離脱になることをチーが発表した。今シーズンこその思いで準備を進めてきたウォーレンは当時、自身のアカウントで「ペイサーズファンのみんなに僕の口から直接伝えたかったんだ。今はリハビリにしっかり取り組んでいて、できるだけ早くコートに戻ってベストを尽くしたい」とツイートしていた。

現在ペイサーズは23勝47敗で東カンファレンス13位。プレーイン・トーナメント圏内のホークスとは11.5ゲーム差と、ほぼプレーオフ進出は絶望と言える。そのため、ウォーレンの復帰を急がせる理由はない。ウォーレンとの契約は今シーズンまでで今夏にフリーエージェントになるため、ペイサーズの動向に注目が集まっている。

なお、ペイサーズの球団社長を務めるケビン・プリチャードは、ウォーレンの全休について、このように説明している。「TJ・ウォーレンは4カ月にわたって、チームメートたちとともにオンコートの活動にフルで参加できる状態に戻ってこれるようにハードに取り組んできた。しかし、TJと彼のエージェントとよく話し合い、最も有益なのは彼を2022-23シーズンに備えさせることだという結論に至った」