男女各32チームが日本バスケ界の頂点を争う
正月恒例の「第92回天皇杯・第83回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会」の概要が発表された。男子Bリーグ、女子WJBLのトップリーグからインターハイを制した高校生(男子:福岡第一高校、女子:桜花学園高校)まで、カテゴリーを超えた男女各32チームが集うこの大会は、オールジャパンとも呼ばれる。毎年、男女決勝戦がNHK Eテレで生中継されるほど注目度は高い。
2つのリーグを統一させてBリーグがスタートしたことで、多くの旧bjリーグチームが初出場を果たす。これまでも参加資格はあったが、当時bjリーグに所属していた千葉ジェッツが2012年に1度参加しただけ。同時期に試合のスケジュールが組まれていたため、リーグは毎年のように出場を辞退してきた。
ようやく旧bjリーグチームにも92回目を迎える伝統ある大会に参戦できるとあり、学生時代以来、または初めてオールジャパンに臨む選手も少なくはない。12枠しかない出場権を目指し、リーグ戦にも拍車がかかる。
オールジャパンの醍醐味は番狂わせだ。他カテゴリーチームがトップリーグ勢に挑む対決が盛り上がる。今年も、最後は88-75と引き離して勝利した日立サンロッカーズ東京(サンロッカーズ渋谷)だったが、諦めない東海大学に苦戦を強いられた。東海大学はベンドラメ礼生(サンロッカーズ渋谷)、小島元基(京都ハンナリーズ)、橋本晃佑(栃木ブレックス)を擁し、現在Bリーグで活躍するルーキーたちが存在感を示していた。プロを目指す選手たちが腕を試す絶好の機会でもある。
前年のベスト8進出カテゴリーが翌年のシード枠を埋め、3回戦から登場する。トップリーグが占めなければならない8つのシード枠だが、女子の場合は一昨年前まで他のカテゴリーに明け渡してしまっていた。2012年に大阪人間科学大学、金沢総合高校が8強入りしたことで、6つしかシード枠がなかった2013年は、5チームのWJBLチームが1回戦からの出場を余儀なくされた。
負けられないプライドあるトップリーグチームと、無心で挑んでくるチャレンジャーたちの真剣勝負が見られるのはオールジャパンだけ。日本一を決めるトーナメントは、年明け1月2日から9日まで休みなく続く。
男子 出場32チーム
・Bリーグから推薦された「12」チーム
・全日本大学連盟から推薦された「8」チーム
・全日本社会人選手権大会から推薦された上位「2」チーム
・全国高等学校選手権大会から推薦された上位「1」チーム
・地方ブロック協会から推薦された「9」チーム
女子 出場32チーム
・女子日本リーグ(WJBL)から推薦された「12」チーム
・全日本大学連盟から推薦された「8」チーム
・全日本社会人選手権大会から推薦された上位「2」チーム
・全国高等学校選手権大会から推薦された上位「1」チーム
・地方ブロック協会から推薦された「9」チーム
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