クリス・ポール

ブッカー、ブリッジズ、ポールで合計74得点の破壊力

現地1月30日に行われたスパーズvsサンズは、デビン・ブッカーが決勝点となった3ポイントシュートを含む28得点、ミケル・ブリッジズがフィールドゴール16本中11本を成功させてシーズンハイの26得点、クリス・ポールが20得点8リバウンドに加えてシーズンハイの19アシストを記録し、サンズが115-110で勝利した。

昨年の10月から11月に記録した以来となる、今シーズン2回目の10連勝を達成したサンズは、シーズン40勝(9敗)に到達。スパーズ戦の勝利によりオールスターブレーク前の時点での西カンファレンス首位が確定したため、来月のオールスターゲームでは指揮官のモンティ・ウィリアムズらサンズのコーチ陣が指揮を執ることが決まった。

ポールは「モンティ、それからスタッフのことを思うと非常にうれしい」と語り、ホーネッツ(現ペリカンズ)時代からの恩師のオールスターゲーム参加を喜んだ。「モンティが試合後に言っていたけど、ウチは全スタッフがチームのために力を尽くしている。このリーグで長年コーチをやっていても、(オールスターゲーム参加の)機会を得られない指導者だっているからうれしいね」

ブッカー、ブリッジズ、ポールの3選手で合計74得点を記録した得点力について、ポールは「とても楽しくプレーできている。ウチは本当にチームとしてまとまっている」と答えた。そしてポールは、ブッカーの連続3ポイントシュートで勝負を決めた第4クォーター終盤のシーンをこう振り返った。

「ブックの目を見てボールを預けて、彼のプレーを見ていた。その時にこう思ったよ。『OK、彼にダブルチームを仕掛けたければそうすればいい。もし2人で抑えにいかなかったら、そっちの方が面倒なことになるけどね』とね。ブックがウィングから決めた3ポイントシュートは、昨シーズンのマーベリックス戦で決めた決勝点に似ていた。またすぐにトップ・オブ・ザ・キーから3ポイントシュートを成功させたのは本当に大きかったね。彼と同じチームで良かった」

ブッカーは決して絶好調ではなかったが、勝負どころの集中力は流石の一言に尽きる。ウィリアムズも「彼は恐れずにシュートを打てる。それはわかっている」とブッカーを称えた。