「特に後半の僕らのディフェンスは良い出来だったと思う」
現地1月14日、グリズリーズの本拠地に乗り込んだマーベリックスは、ルカ・ドンチッチがキャリア40回目のトリプル・ダブルとなる27得点12リバウンド10アシストでチームを牽引。後半を62-30と圧倒して112-85で勝利し、フランチャイズ記録を更新し続けたグリズリーズの連勝を11で止めた。
ジャレン・ブランソンが15得点9アシストを記録し、ティム・ハーダウェイJr.もベンチから16得点を挙げて、ウィリー・コーリー・スタイン(個人的な理由)とクリスタプス・ポルジンギス(健康安全プロトコル)が欠場した穴を埋めた。前半を終えた時点で5点のビハインドを背負ったマブスだったが、10本中8本のフィールドゴールを成功させ後半に18得点を固めたドンチッチの活躍で主導権を握ると、グリズリーズを上回る堅守を披露し、第3クォーターを34-18としてそのまま逃げ切った。
ドンチッチは後半の失点を30に抑えたチームディフェンスを勝因に挙げた。「僕らのディフェンスはすごかった。彼らは素晴らしいオフェンス力を持っていて止めるのが難しいけど、特に後半の僕らのディフェンスは良い出来だったと思うよ」
健康安全プロトコル入りしているジェイソン・キッドヘッドコーチに代わり、指揮を執っているアシスタントコーチのショーン・スウィーニーも「チームリバウンドとチームディフェンスが素晴らしかったと思う。それでオフェンスのテンポとペースが良くなったんだ」と、ドンチッチと同様の考えを示した。
グリズリーズはジャ・モラントがチームハイの19得点を記録し、デズモンド・ベインが16得点、カイル・アンダーソンが12得点と続いたが、2桁得点を挙げたのが3選手のみとオフェンス面で苦労した。グリズリーズは1週間で5試合目、さらに連戦というタフな状況で疲労が溜まっていたことは否めず、モラントも「足が重く感じて、シュートが短くなってしまった」と語った。
チームの連勝記録は11で止まったものの、グリズリーズは一気に西カンファレンス3位にまで浮上した。ダルコ・ラジャコビッチ臨時コーチも「フランチャイズの歴史を作ったことと素晴らしい連勝を祝おうとみんなに言った。11連勝だ。我々は本当に良いバスケットをしていたんだ」と語り、敗れたことよりも連勝したことに目を向けた。