バム・アデバヨ

ヨキッチにタックルを受け、首を痛めたモリスも離脱中

ヒートはセンターのバム・アデバヨが右親指の靭帯を断裂し、手術を受けることになったことを発表した。『ESPN』によれば、4週間から6週間の離脱を余儀なくされる見込みだという。

アデバヨはここまで18試合に出場し、平均32.9分のプレータイムで18.7得点、10.2リバウンド、3.2アシスト、1.1スティールを記録している。また、彼はセンターながらもガード並のフットワークの持ち主で、すべての局面でスイッチできるディフェンスの要でもあり、ヒートにとってそのダメージは大きい。

現地11月8日のナゲッツ戦でニコラ・ヨキッチに背後からタックルを受け、首を負傷したマーキーフ・モリスも欠場を続けており、ヒートは主力に負傷者が相次いでいる。本日行われたキャバリアーズ戦も尾骨を痛めているジミー・バトラーが出場できず、前半に大差をつけられて最終スコア85-111で敗れた。

13勝9敗と白星が先行しているが、今シーズンの東カンファレンスは11位のセルティックスまでが勝率5割を超えているように混戦を極めている。アデバヨの離脱で成績を落としてしまえば、プレーイン・トーナメント行きや、プレーオフに出場できない事態となる可能性もなくはないだろう。

また、ヒートは今シーズンのオフにブルズとのサイン&トレードでカイル・ラウリーを獲得したが、それがタンパリング(不正交渉)の対象となっていた。そして、調査の結果、NBAは正式にタンパリングだと判断し、ドラフト2巡目指名権を没収する処分を下した。シーズンは約4分の1を終えたばかりだが、ヒートに暗雲が立ち込めている。