ジェフ・ギブスとLJ・ピークも退団、チームは大きな変革へ
宇都宮ブレックスは今日、ライアン・ロシターとジェフ・ギブスが契約満了となり、退団となることを発表した。
ロシターは2013年に加入して8シーズンをブレックスで過ごしたセンターで、2019年には日本国籍を取得。昨年2月のアジアカップ予選で日本代表デビューを果たしている。宇都宮のスタイルである『ディフェンスとリバウンドの徹底』を象徴する選手であり、在籍が長いだけでなくリーダーシップも発揮しており、名実ともにチームの中心選手。それだけに退団のショックは計り知れない。
ロシターは退団のリリースで、次のようなコメントを発表している。「ブレックスで過ごした時間を本当に愛しています。このチームには語りきれないほどの素晴らしい思い出があるし、ブレックスのユニフォームを着たすべての日々が自分の宝です。良かった日、悪かった日、ケガをした日、負けた日、どの日もかけがえがありません。私はここに来た時より、より良い選手になるためにブレックスを去ります。チームスタッフ、コーチングスタッフ、チームメイト、そして、このブレックスというチームを特別な場所にしてくれたファンの皆さんとの繋がりは永遠に途切れることはありません」
またギブスは今オフに41歳となる大ベテランだが、屈強なフィジカルと勝負強さ、そして自分の持ち味をどんな状況でも最大限に生かすバスケIQを生かしてゴール下を支えてきた。今シーズンはセカンドユニットに回ったが、先発が良い流れを作れなければ彼がパワフルなプレーで強引にブレックスのペースへと持ち込み、その存在感は先発だった時よりも際立った。Bリーグ初年度の2016年に加入し、1年目のリーグ優勝に大きく貢献。「私がブレックスにいた期間、私と家族にたくさんの愛とサポートを送ってくれたファンの皆さんに感謝します」とのコメントを発表している。
宇都宮は前日にはフォワードのLJ・ピークの退団も発表している。
ロシターとギブスはこの5シーズンの『常勝のバスケット』の軸だっただけに、彼らが抜ければチームは大きく様変わりすることになりそうだ。また、帰化選手の働きが勝敗に直結するレギュレーションにおいて、ロシターの移籍はリーグの勢力図を変える可能性が高い。彼がどのチームと契約するのか、今オフ最大の注目になりそうだ。
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