アービングの似顔絵を模した斬新ヘアスタイル
NBAに限らずスポーツ観戦を趣味とする人は多い。単にその競技を見ることが好きな人もいれば、応援することが好きであったり、その場の雰囲気が好きという人もいる。その観戦スタイルは多様だ。 スポーツ観戦にのめりこむ人の多くはお気に入りのチームや選手が存在し、その対象を応援することを楽しむ。グッズを身にまとい、ファン同士が協力して応援することもスポーツ観戦の楽しみの一つだ。
特に熱狂的なファンは好きな選手のユニフォームを着用し、ボディペイントをして、応援グッズを両手に持つ。そうした装飾はその選手への愛着度を測るものさしとなる。
そんな中カイリー・アービングファンの中でも「自分が最大のファンだ」とメッセージボードを使ってアピールする少年をカメラがとらえた。なんとその少年の後頭部には髪でデザインされたアービングの似顔絵が記されていた。
Now that's dedication.
(via @NBA) pic.twitter.com/EiZPuWlKbx
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2018年2月27日
思い出されるのは、ジグリー・ボーイの愛称で知られる男性だ。彼はティンバーウルブズのレジェンド、ケビン・ガーネットの大ファンで、ガーネットへの愛をダンスとペイントでアピールしていた。2015年、8年ぶりにウルブズへ復帰したガーネットのホーム初戦に駆け付けた際は、彼が場内モニターに映し出され、MCも煽った。KG不在の8年間ですっかり老け込み、パフォーマンスは引退かと思いきや、同じウルブズファンの後押しもあり立ち上がった。ジャージーを脱ぐと、そこには8年前と変わらぬ手書きの『KG』の文字が。ジグリー・ボーイの『ガーネット愛』は不変だったのだ。ガーネットもこの行動に応え、笑顔でサインを送った。なんとも微笑ましいシーンだ。 選手にとってファンは最大の財産であり、プレーのモチベーションアップにもつながる。特にこうした熱狂的なファンの応援は選手だけでなく周りのファンも幸福にさせる。
シャイな気質もあり、日本ではこうしたパフォーマンスが見られることは少ない。だがこうした名物ファンが誕生し、メディアに取り上げられるようになれば、それだけで日本バスケ界への援護射撃となる。選手だけでなくファンも一緒に、日本バスケの発展を担おうではないか。