ウェストブルックはプレシーズン初出場で9得点4アシスト
ラッセル・ウェストブルックは、ポール・ジョージ、カーメロ・アンソニーとのチームケミストリーについての質問に答えようとしない。
10月6日にホームで行なわれたペリカンズとのプレシーズンゲームに出場したウェストブルックは、10分間のみ出場の『試運転』で9得点4アシストを記録。もっとも、記者が知りたがるのはウェストブルックの仕上がりではなく、ポール・ジョージ、カーメロ・アンソニーが加わった新生サンダーが機能するかどうか。まだプレシーズンであることは承知の上で、チームケミストリーを築く上での手応えを聞き出そうとする。
しかしウェストブルックは「特にメディアに知っておいてもらいたいことだけれど」と話し始めると、「ケミストリーはシーズンを通じて作られるもの。一夜で完成するものではないから」と続け、報道陣に釘を刺した。
「毎日のように質問されても答えは変わらない。それは全員で作り上げるもの。俺たちはプロフェッショナルだ。もちろん機能させたいし、ケミストリーを起こしたい。そのためには段階を踏んでいくことが必要なんだ」
ウェストブルックは語ろうとしないが、サンダーの『ビッグ3』が初めて揃い踏みしたペリカンズ戦を見た限り、連携に不安は見られない。
?? of the dimes. Russ dishes 4 of them in Q1. Scores 9. Thunder leads Pels 28-26. #preseason pic.twitter.com/Y4MlFEqJMI
— OKC THUNDER (@okcthunder) October 7, 2017
ウェストブルックが主張する通り、新たなチームの連携は時間とともに作られていくもの。焦ればせっかくの戦力を生かせなくなるばかりか、これまで機能していた部分も狂い始めてしまう。
メディアやファンの逸る気持ちも分からなくもないが、ヘッドコーチのビリー・ドノバンが新チームをどう機能させるのか、まずはお手並み拝見といったところだ。