
ダービーにふさわしい試合が繰り広げられる
12月19日と21日にかけてB1第15節が開催された。
アルバルク東京は12連勝で東地区の2位となったレバンガ北海道をホームで迎えた。開幕から目立ったケガ人が出ず勢いに乗る北海道に対して、A東京はケガ人が続出。この試合の前日にも新加入のフランク・カミンスキーがインジュアリーリスト入りするなど不安定さが拭えなかったが、蓋を開けてみるとA東京が連勝を勝ち取る結果に。カミンスキーのインジュアリーリスト入りを受けて佐賀バルーナーズから加入したチェイス・フィーラーが両試合とも20分近くプレーし、外国籍選手の負担軽減に貢献した。また、小酒部泰暉がゲーム1でリーグ日本人トップの得点力を誇っている富永啓生を10点に抑え込み、ゲーム2では終盤に相手を突き放す3ポイントシュートを決めるなど攻守にわたって勝利に貢献した。
西地区はファイティングイーグルス名古屋が、同地区2位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの『名古屋ダービー』を実施。ゲーム1は1ポゼッション差、ゲーム2はオーバータイムまでもつれ込む接戦を制し2連勝を飾った。ショーン・オマラがゲーム1は20得点11リバウンド5アシスト、ゲーム2は21得点13リバウンド5アシストと、ダブル・ダブルの活躍で、リーグトップのリバウンド力を誇る名古屋Dのインサイドで大暴れの活躍を見せた。ゲーム2では保岡龍斗が第4クォーター終盤に猛チャージを掛けて延長に持ち込む3ポイントシュートなどでオフェンスを牽引すると、延長では並里成が6得点2アシストと攻撃のタクトを振って追いすがる名古屋Dを振り切った。
東地区は北海道の連敗を受けて宇都宮ブレックスが再び2位に浮上。6連勝の千葉ジェッツは首位をしっかりとキープしている。連勝を果たしたFE名古屋は前節の西地区11位から7位にジャンプアップ。長崎ヴェルカは11連勝を飾って、首位を独走し続けている。
【B1第15節試合結果】
■12月19日
川崎 79-68 島根
■12月20日
千葉J 81-52 京都
滋賀 80-73 越谷
大阪 68-86 仙台
佐賀 79-64 横浜BC
茨城 81-70 秋田
群馬 65-88 広島
A千葉 82-96 宇都宮
A東京 81-59 北海道
富山 90-80 琉球
三遠 94-109 三河
名古屋D 78-80 FE名古屋
川崎 69-72 島根
長崎 102-70 SR渋谷
■12月21日
千葉J 89-60 京都
富山 78-81 琉球
滋賀 83-80 越谷
大阪 73-75 仙台
佐賀 90-74 横浜BC
茨城 69-57 秋田
群馬 76-83 広島
A千葉 83-96 宇都宮
A東京 84-80 北海道
三遠 69-83 三河
名古屋D 83-87 FE名古屋
長崎 85-71 SR渋谷
【第15節終了時点での順位表】
◆東地区
1位:千葉J(21勝4敗)
2位:宇都宮(20勝5敗)
3位:北海道(19勝6敗)
4位:群馬(16勝9敗)
5位:A東京(15勝10敗)
6位:仙台(14勝11敗)
7位:越谷(9勝16敗)
8位:横浜BC(9勝16敗)
9位:A千葉(8勝17敗)
10位:SR渋谷(8勝17敗)
11位:川崎(5勝20敗)
12位:茨城(5勝20敗)
13位:秋田(4勝21敗)
◆西地区
1位:長崎(23勝2敗)
2位:名古屋D(20勝5敗)
3位:三河(18勝7敗)
4位:琉球(17勝8敗)
5位:島根(14勝11敗)
6位:広島(14勝11敗)
7位:FE名古屋(11勝14敗)
8位:佐賀(11勝14敗)
9位:滋賀(11勝14敗)
10位:大阪(10勝15敗)
11位:三遠(10勝15敗)
12位:富山(7勝18敗)
13位:京都(6勝19敗)