リーグ屈指の守備力を誇るウイング陣に

ロケッツが、ジョシュ・オコーギーと1年契約を結ぶことが分かった。金額は310万ドル(約4億5000万円)と見られている。

オコーギーは昨シーズン途中にサンズからホーネッツへとトレードで移籍し、15試合の出場で平均8.9得点、2.7リバウンドを記録。しかし居場所を確保できず、再建中のホーネッツにおいて当初からトレードでの放出候補に挙がっていた。新シーズンの年俸770万ドル(約11億円)が保証される直前に解雇され、その後は他チームとの交渉もまとまっていない状況だった。

26歳のオコーギーは、3ポイントシュート成功率がキャリア平均29.9%と、シュート力に課題はあるが、堅実なディフェンス力を備えたウイングとして確固たる評価を得ている。年俸770万ドルでは割高だが、ベテランミニマムの310万ドルであれば優勝を狙うチームにとってはお買い得に映る。

すでにロケッツのウイング陣はアメン・トンプソン、ドリアン・フィニー・スミス、タリ・イーソンと人材は豊富だ。ただ、この3名はいずれも過去の2シーズンにおいて出場数が70試合以下と、耐久力に不安を抱えている。それだけにリーグ屈指の守備力を備えたウイング陣が揃っただけではなく、レギュラーシーズンを確実に戦い抜くための選手層も厚くすることができた。

そしてオコーギーは、今オフに優勝への切り札として獲得したケビン・デュラントと昨シーズン途中までサンズで2年半にわたりチームメートだった。デュラントがよりスムーズにフィットするための助けとしても期待できる存在だ。