
3名のBリーガーが出場見込み
今夏は男女ともに各地域の王者を決めるFIBA国際大会が開催される。女子日本代表は7月20日に終了した『アジアカップ』で銀メダルを獲得し、男子日本代表は8月5日から『アジアカップ』に臨む。そして地域別大会で一番の人気を誇る『ユーロバスケット2025』が8月27日に開幕する。
ユーロバスケット2025に出場する国々はロスター12名を決めるための強化合宿参加選手を続々と発表している。Bリーグ勢では群馬クレインサンダーズのヨハネス・ティーマン、新シーズンからベルテックス静岡に加入するティム・シュナイダーがドイツ代表候補16名に名を連ねている。そして、横浜ビー・コルセアーズのマイク・コッツァーもエストニア代表候補に選出されている。
ティーマンはドイツ代表として『FIBAワールドカップ2023』で優勝、『パリオリンピック』4位に貢献している。代表入りした場合、ティーマンは3回目のユーロバスケット出場となり、シュナイダーは初のFIBA本大会出場。コッツァーは前回の『ユーロバスケット2022』に続く出場となる。
NBA選手ではフランス代表のビクター・ウェンバニャマが出場を見送ったが、スロベニア代表のルカ・ドンチッチ、ギリシャ代表のヤニス・アデトクンボは順当に候補メンバー入りしている。ニコラ・ヨキッチについては、まだセルビア代表が候補選手を発表していないが、地元メディアの『Meridian Sport』は近日中にユーロバスケット2025への参加を表明すると報じている。
また、今大会でFIBAデビューを果たす新顔として注目を集めているのが、イタリア代表のドンテ・ディビンチェンゾだ。アメリカで生まれ育ったディビンチェンゾだが、イタリア系移民の孫というルーツがあり、今月初めにイタリア国籍を取得した。かつてイタリア代表でのオリンピック出場が夢と語っていたが、その夢を叶えるためにも、今大会に出場する可能性は高そうだ。