ウォリアーズ

カリーが負傷後、3連敗中のウォリアーズ

現地3月22日、ウォリアーズがアウェーでマジックと対戦した。

第3クォーターを36-19と圧倒し、最終クォーター開始1分でリードを14点に広げたウォリアーズだったが、このクォーターだけで7ターンオーバーを喫するなど、ミスを連発して失速。残り1分を切り、モー・バンバに逆転の3ポイントシュートを決められると、1点を追う残り13秒にはクレイ・トンプソンがフランツ・ワグナーに痛恨のシュートファウルを犯してしまう。ワグナーに3本のフリースローを決められ、ビハインドが2ポゼッションに広がったウォリアーズはそのまま90-94で敗れた。

ウォリアーズは左足靭帯を損傷したステフィン・カリーの欠場が続いているが、カリーが負傷したセルティックス戦から3連敗と調子を落としている。その結果、西カンファレンス首位を走るサンズとのゲーム差は11に広がり、サンズのパシフィックディビジョン優勝が決まった。

試合後、ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは「僕たちはソフトにプレーしていたと思う」と敗因を語った。「ひどいプレーだった。僕たちは良いバスケができていなかったし、パンクさせられたら勝つのは難しい。これが僕らの現状なんだ」

指揮官のスティーブ・カーも「もっとスマートにプレーしなければいけない」と語りつつ、勝利の方程式を探していると言う。「規律と責任、そして競争意欲を持たなければならない。彼らが素晴らしい選手であることは知っているし、彼らが勝ちたいと思っていることも知っている。だが我々は勝ち方を学ばないといけない。現在の私たちは勝ち方を知らないんだ」

スター選手の離脱によってチームの戦績が下がることはよくある。だが、サンズはクリス・ポール抜きで10勝4敗を記録し、グリズリーズはジャ・モラントを欠いた12月に10勝2敗と勝ち星を伸ばした。ウォリアーズも彼らのように、スター選手抜きで生き残る方法を考えなければならない。

危機感を募らせるグリーンは「勝つためにはある一定のフィジカルレベルが必要」と持論を展開したが、「僕たちはそれを満たしていない」と冷静に現在のチームを分析した。「オーランド・マジックには失礼かもしれないが、彼らはリーグで最悪のチームの一つだ。そんなチームに僕らは負けたんだ。彼らに勝てないなら、素晴らしいチームとの対戦時だって間違いなく勝てない。誰が欠場しようが関係ない。劣勢になることはあっても、パンクさせられることはない。でもそれが今の僕たちなんだ」