元オールスター&元ドラフト1位、エルトン・ブランドがシクサーズGMに就任

2018/09/21
NBA&海外
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エルトン・ブランド

写真=Getty Images

「期待の高さは理解しています。優勝が可能な球団を作っていきます」

9月20日、セブンティシクサーズが元オールスター選手のエルトン・ブランドのGM就任を発表した。

1999年のドラフト全体1位でブルズから指名されたブランドは、1年目にスティーブ・フランシス(ロケッツ)と新人王を分け合う活躍を見せ、2002年と06年にオールスターに選出された元スター選手だ。シクサーズには2008-09シーズンから2011-12シーズン、そして2015-16シーズンのトータル5年間在籍した。2016年に現役を引退し、その後フロントの一員としてシクサーズに加わり、直近ではバスケットボール運営部門副代表、Gリーグ傘下のデラウェア・ブルーコーツのGMを任されていた。

ブランドは就任会見で「このチーム、そして素晴らしいファンのために力を尽くせることは、自分にとっての特権だと思っています」とコメント。会見場にはジョエル・エンビードら選手たちも姿を見せ、ブランドへの期待の高さが窺えた。「期待の高さは理解していますし、しっかりと受け止めているつもりです。チームの若手コアが成長する力になれることに興奮しています。また、彼らがチームとして成長し続け、より高い目標に向かって突き進む姿が見られることを楽しみにしています。このチームは特別なチームです。我々は、規律を守り、確固たる意志とともに、優勝が可能な球団を作っていきます」と、ブランドは所信表明した。

外部からGMとしての経験豊富な人材を採用すべきという意見もあったが、もし外部からの人材を起用すれば、ようやく結果が出始めた再建プランが変わるリスクもあった。そこでシクサーズは、球団内外からリスペクトされているブランドを抜擢した。また、複数のTwitterアカウントを使って印象操作をしていたという疑惑により辞任した、前任者のブライアン・コランジェロにより傷ついた球団のイメージを回復させるため、話題性もあり、人格者としても優れるブランドを起用したという見方もある。

一般的に、GMはチーム編成の最終的な決断を下す立場にあるが、『AP』によれば、シクサーズはブランドに全ての決定権を与えず、他のフロントと協議した上で決断を下していくという。とはいえ、今シーズンも東カンファレンスの上位が固いと言われるシクサーズの舵取りは大役だ。これからブランドは、来年のドラフト、フリーエージェント選手獲得に向けた戦略など、球団の方針決定に携わる。

将来有望な若手を多く擁するチームを成功に導けるのか、ブランドのフロントとしての手腕が試される。