渡邊雄太

14分間のプレータイムで3得点3リバウンド2スティール2ブロックを記録

左ふくらはぎの張りのためプレシーズン1試合に出場した後、欠場が続いていたラプターズの渡邊雄太が、現地11月24日に行われたグリズリーズ戦で復帰を果たした。

第2クォーター開始2分過ぎに出番が訪れると、渡邊は早速持ち味を発揮する。タイアス・ジョーンズのドライブに素早く反応した渡邊は左腕を目一杯伸ばしてブロックショットを記録。さらにそのまま駆け上がると、スコッティ・バーンズのシュートミスを拾い上げてシュートファウルを獲得し、フリースローで今シーズン初得点を挙げた。

その後もディロン・ブルックスのドライブを止めてスキップパスをカットし、アーリーオフェンスに繋げるなど、持ち前のディフェンス力を発揮した。そして、最終クォーター開始1分にハイライトプレーが生まれる。渡邊はヘルプポジションから高速で駆け寄り、ブルックスのダンクをブロックした。ファウルコールが鳴ったものの、ノーファウルと確信したヘッドコーチのニック・ナースはチャレンジを要求。これが成功し、ダンクブロックが公式に認められた。

渡邊は14分間のプレータイムで3得点3リバウンド2スティール2ブロックを記録。ゴール下のイージーシュートを外し、フリーの3ポイントシュートを決め切れないなど、オフェンス面では課題が残った。それでも、長く試合から離れていた中でもゲーム勘は衰えておらず、チームも126-113で勝利したこともあり、復帰戦のパフォーマンスとしては上々だったと言える。オフェンス面でも存在感を増し、さらにプレータイムを増やしてほしいものだ。