ジェイレン・ブラウンは欠場中だが「チームは正しい方向に向かっている」
『The Athletic』は、ベン・シモンズとジェイレン・ブラウンのトレードについてセブンティシクサーズとセルティックスの間で交渉が行われていると報じたが、これはどうやら誤報だったようだ。昨シーズンまでセルティックスのヘッドコーチを務め、この夏から球団社長へと転じたブラッド・スティーブンスはボストンの地元メディア『Toucher and Rich』に出演し、編成の責任者としてこの噂を否定している。
トレードの噂について質問されたスティーブンスは「笑っちゃうね」と、その可能性を一蹴した。「ニュースがどう作られ、噂がどうやって広がっていくか、この数年であまりにも多くの経験をしたから、ほとんど気にしなくなった」とスティーブンスは言う。
「だけど、ジェイレンとは話をした。『君の名前があちこちで出ているけど、我々の立場からすると君はあくまでセルティックスの一員であり、非常に高く評価している』と直接伝えたよ。彼も私と同じで気にしてはいなかっただろうけど、安心させたかった。こういう時は身内で会話をして、何が本当なのか確認するのが一番だ」
そのブラウンはハムストリングを痛めて戦線離脱中。直近の2試合を欠場しており、復帰にはあと1週間ぐらいかかりそうだ。そのブラウンも会見に応じ、「少し張っている感覚はあるけど、今はもう痛みはない。ただ、このケガは繰り返し起こる類のものだから、今後10年か15年は同じケガでチームを離れずに済むように、適切なケアをしたいと思っている」と現状を説明した。
彼が欠場した2試合のうち、マーベリックス戦ではルカ・ドンチッチに劇的な決勝シュートを浴びて敗れ、ラプターズには完勝を収めている。ブラウンは「負けたマブス戦にしても、後半の戦いぶりはすごく気に入っている」とセルティックスの現状をポジティブに見ている。
「コロナのプロトコルや今回のケガでチームから離れることで気分はあまり良くないけど、チームは正しい方向に向かっていると思う。これからはただ突き進めばいい。このチームは明らかに良い方向に回っていると思うよ」
負けが先行するシーズン序盤となっているが、セルティックスに動揺はない。ブラウンの言うようにチームは良い方向に進んでいる。彼がケガを治して万全の状態で復帰すれば、さらに良い方向へと進んでいくはずだ。