ジミー・バトラー

「カイルからもアグレッシブにプレーするよう求められた」

現地10月30日に敵地でグリズリーズと対戦したヒートは、球団記録までわずか1本足りなかったものの、21本(37本中)もの3ポイントシュートを成功させ、129-103で勝利した。

クリッパーズやウォリアーズを撃破するなど勢いに乗るグリズリーズを下したヒートは、これで4連勝を記録。ジミー・バトラーが27得点5リバウンド7アシスト、タイラー・ヒーローがベンチから出場して22得点6リバウンド5アシスト、カイル・ラウリーが15得点5リバウンド8アシスト、ダンカン・ロビンソンが15得点をマークした。

バトラーは「ウチには得点を決められる選手が多い。それに今日はディフェンスも機能していた」と、試合を総括した。この日のパフォーマンスについても「コーチから引っ張るように言われたし、カイルからもアグレッシブにプレーするよう求められた。僕は仲間の意見に耳を傾ける」と話した。

バトラーは、司令塔であるラウリーと息がぴったりな理由を次のように続けた。「カイルがポイントガードだと、自分のスポットに上手く入れる。他のチームメートに対しても同じだけど、彼はいつだって僕にもパスを出そうとしてくれる」

チーム最多となる5本(10本中)の3ポイントシュートを決めたロビンソンは「シュートはいつだって決まると思っている。ただ、今シーズンは開幕から自分のプレーができていなかった。そこに関しては嘘を言うつもりはない」とコメント。今シーズン開幕から波に乗れていなかった彼は、いつもサポートしてくれるチームメートに対する感謝を語った。「みんなに支えてもらっている。ジミーも、いつだって僕の味方になってくれる。お互いに支え合って、サポートし合うことが大事なんだ」

今シーズンのヒートは選手のコメントからも、以前よりチームの団結力を感じる。それはバトラーと同様に、リーダーとして優れているラウリーの加入が大きいのだろう。そのラウリーは、オフに5年9000万ドルという大型契約を手にし、そのプレッシャーに苦しんでいたロビンソンにこう伝えたという。「俺たちにとってシュートを決めるのは仕事だし、球団もその価値があるから高い給料を払ってるんだ」