ザック・ラビーン

痛みを抱えながらのプレーもハイパフォーマンスを連発

昨シーズン途中にニコラ・ブーチェビッチを加え、オフにはデマー・デローザンとロンゾ・ボール、アレックス・カルーソを補強したブルズは開幕から4連勝と勢いに乗っている。

新戦力が期待通りのパフォーマンスを見せているが、あくまでもブルズの中心はザック・ラビーンだ。3ポイントシュート成功率44.4%、フリースロー成功率95.2%はともにキャリアハイの数字で、チームハイの平均25.5得点5.3リバウンド4.8アシストを記録している。実力者が多く加入する中、初めてオールスターに選出された昨シーズンと同等のハイパフォーマンスを見せている。

そんな好調のラビーンだが、実は左手の痛みに耐えながらプレーを続けていたという。そして、ラプターズを111-108で破り、1996-97シーズン以来となる開幕4連勝を達成した翌日に検査を受けた結果、左手親指靭帯部分断裂であることが判明した。それでも、このチームの勢いを止めたくないラビーンは状況が悪化しない限り、今後も痛みを抱えながらプレーする決意を固めた。

「もちろん、自分を危険にさらしたくはないし、今後の調子を見て判断する。みんなも知っている通り、僕は何があってもプレーしようとする。可能なら絶対にプレーしたいんだ」

指揮官のビリー・ドノバンもラビーンの意思を尊重し、様子を見る姿勢だ。「もし、患部に強い衝撃を受けなければ、問題はないと思う。ただ、試合ではどんなことも起こりうる。明日の試合で彼が違和感なくプレーできる状態かどうか見極めたい」

ブルズは明日、ホームでニックスと戦う。ニックスは前節にセブンティシクサーズを破って3勝1敗とし、昨シーズンにプレーオフ進出を果たした実力がフロックではなかったことを証明している。一方のブルズは無敗ではあるものの、これまでの対戦相手は再建中のピストンズ、ザイオン・ウイリアムソン不在のペリカンズ、パスカル・シアカムや渡邊雄太が欠場中のラプターズと、相手に恵まれてきた印象も否めない。

ニックス戦後も全勝中のジャズやセルティックスと、格上との対戦が待ち構えている。ラビーンのケガの影響が心配されるが、チームとしても真価が問われる戦いが続く。