ルカ・ドンチッチ

指揮官キッド「彼は素晴らしいクォーターバックだ」

現地10月23日、マーベリックスは敵地でラプターズと対戦し、103-95で勝利を収めた。

試合開始早々に2-16と14点のビハインドを背負ったマブスだったが、第2クォーターから主導権を取り返して点差を詰めると後半を58-44で上回って逆転に成功し、今シーズン初勝利を挙げた。ルカ・ドンチッチが27得点9リバウンド12アシスト、クリスタプス・ポルジンギスが18得点10リバウンド4ブロック、ティム・ハーダウェイJr.は25得点を記録した。

ヘッドコーチのジェイソン・キッドは、トリプル・ダブル級のパフォーマンスだったドンチッチを「先頭に立って誰がオープンなのかを把握する彼は、素晴らしいクォーターバックだ」と称えた。「今日はアグレッシブだった。きっと本人はあと何本かシュートを決められたと思っただろうが、素晴らしいプレーだったよ。オープンな選手を探し出して、得点を取れるチャンスがあれば狙っていた。本当に良いプレーをしたと思う」

敗れたラプターズを率いるニック・ナースは「彼はロケットのようなプレーで相手を叩きのめすタイプではない。相手のリズムやバランスを崩すことに優れている」と、ドンチッチのプレーに脱帽した。

そのドンチッチ本人は「前半の守備は良くなかったけど、後半はチーム一丸となって対応できた。開幕戦のような感じにならなかったのがポイントだった」と試合を振り返った。

この日はドンチッチ、ゴラン・ドラギッチ、マブスのアシスタントコーチを務めるイゴール・ココスコフが一堂に会し、2017年のユーロバスケット優勝に貢献したスロベニア代表の面子が揃った。ドンチッチは、同胞のドラギッチを「大好きな選手」と形容し、4年前に成し遂げたスロベニアの初優勝についても「素晴らしい日々で、今も覚えている。本当に最高の日々だった」と振り返った。