NBA開幕戦で王者バックスがネッツに完勝、32得点のヤニス・アデトクンボ「興奮と感動の開幕ゲームだった」

NBA開幕戦で王者バックスがネッツに完勝、32得点のヤニス・アデトクンボ「興奮と感動の開幕ゲームだった」

2021/10/20 11:25
ヤニス・アデトクンボ

新戦力とセカンドユニットの活躍も重なりバックスが突き放す

NBAのオープニングゲームとなったバックスvsネッツは、チームの総合力の差がスコアに表れる形でバックスの快勝となった。

前半は王者バックスが支配した。立ち上がりからヤニス・アデトクンボがオフェンスリバウンドをもぎ取りそのままねじ込むパワフルな得点を連発。これでアデトクンボに寄らざるを得なくなったネッツのディフェンスに対し、アデトクンボが冷静にパスをさばいてワイドオープンのチャンスを作っていく。ディフェンスリバウンドを取ってそのまま持ち上がったクリス・ミドルトンがそのままノープレッシャーで3ポイントシュートを決めるなど、ネッツのディフェンスに立ち直る余裕を与えなかった。

リズムに乗れないネッツに対し、バックスは開幕戦の出だしから集中して足も動いた。ミスからサイドラインを割りそうになったボールをグレイソン・アレンがダイブして残し、ドリュー・ホリデーの3ポイントシュートへと繋ぐ。ミドルトンのベースボールパス1本で速攻の先頭を走るアデトクンボのダンクが決まるビッグプレーも飛び出した。

第2クォーター途中でバックスは11アシストに対してターンオーバーなしと抜群の安定感を見せて、リードを20点に広げようとしていたが、ホリデーがかかとを痛めてプレーを続けられなくなったのを機にネッツが反撃に転じる。しばらくベンチに下がっていたケビン・デュラントが積極的なシュートで得点を動かし、オフェンスでリズムを作ることでディフェンスもようやく落ち着きを取り戻した。しかし、59-68まで点差を詰めて後半を迎えるも王者を押し切るには至らない。10点前後の差で試合は進んでいった。

最終クォーター序盤、ネッツが追い上げたい時間帯にバックスがエナジーで上回る。パット・カナートンがディフェンスのギャップを切り裂くドライブから得点を挙げ、伏兵ジョーダン・ウォーラがワイドオープンを沈める。そのウォーラはアデトクンボを振り切ってアタックしたデュラントのシュートをブロック。そこからトランジションに転じてグレイソン・アレンの3ポイントシュートへと繋げる。残り7分半で109-93とバックスが突き放した。

終盤にデュラントが得点ペースを上げるも、個人での強引な攻めになってしまい、チームとの連動は生まれないまま。個人でひっくり返すには点差が開きすぎていた。残り3分45秒でネッツはデュラントを含む主力を下げ、最終スコア127-104でバックスが開幕戦を制している。

アデトクンボとデュラント、両チームのエースがゲームハイの32得点を挙げたが、活躍が個人レベルに留まったデュラントと、チームに波及したアデトクンボと、その効果は対照的だった。どちらもコアメンバーを残しつつも新たな戦力を加えているが、この時点でのチームの完成度の差がスコアに表れたと言える。

試合後のアデトクンボは「興奮と感動の開幕ゲームだった。僕たちは素晴らしいプレーをしたと思う。ゲームプランと自分自身に集中して勝つことができた」と語る。試合途中でホリデーを欠くことになったが、チームは崩れなかった。「僕らの選手層は厚くて、こういう場面で誰もがプレーする準備をしている。一生懸命、そして力を合わせて、それぞれ自分のプレーをするんだ。これが僕たちのやり方さ」

バックスは新加入のアレンに加えてカナートンにヌォーラが開幕戦から素晴らしいパフォーマンスを見せた。一方のネッツはミルズが21得点と気を吐いたものの、他のベンチメンバーの得点はわずか4。32得点のデュラントと20得点のジェームズ・ハーデンのパフォーマンスをチームの力にどう変えていくかが問われる。

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